天才と狂気の狭間を彷徨う男女の物語。阿部薫のアルトサックスの音も聞いたことが無いし、鈴木いずみの著作も読んだことがない。しかしながら本作では其処が問題ではない。男と女の限界まで高まった愛の行方の物語なのである。 読んで実感を得ることは難しい。私は凡庸な中年サラリーマンだから。でも彼らの間には実感することは出来ないが、輝く結晶のような関係性には触れることが出来た。その結晶に触れて何か感じるか、感じないか、そこで本作の評価が分かれるところである。
本書はとにかく面白かったです。
社会学の書籍では最近一番知的な興奮がありました。
サブカルチャーの地域伝播のありようとその過程のローカライズの仕組みを解き明かした論文集です。
後半は学生さん?の論文が掲載されています。
グローバリゼーションの一側面をよく理解できました。
遠藤氏の文章はすごく明快でした。
これはすごく大事なことだと思います。
ただ・・・。ただ日本語はよく分かるのに内容が理解できない部分がありました。
つまり難しいことを平易に書いているからです。
図版も分かりやすいし、文章も分かりやすい、面白く一気に読む。
突然「あれ?これは何を言ってるだっけ」ということが数度ありました。
1章から3章はどれも新書として出版できるような題材と内容です。
ジーンズの意味とか履歴書の歴史など、視点のユニークさとその奥に広がるグローバルな背景に驚きます。
遠藤氏は視点が新しい先生なのだと思います。今後の作品に期待します。
遠藤氏以外の論文では、4章と6章が面白く読めました。
ラップとバイク便。
バイク便は目からうろこです。
一通りやってみたが、会社で使っていれば問題なく理解できるレベルですね。ただし、2003ユーザは2007を使用するのは機能の位置が全然違うので戸惑うかも。
豊かなで多様な食べ物がある現代の日本。 バランスの良い食事だとか健康のための食事だと言われているが、人間にとって本当に必要なのだろうか? 人間が腹いっぱい食べたいと願いながら食べられず、日々の生活を懸命に生きている人達の顔はとても輝いている。 番組の人たちのフィルターがあまりなく、ただ見ているだけで心が動かされる。何も考えずに見て欲しい作品である。 特にこのようなドキュメンタリーは感性豊かな子供たちに特に見せたい。
阿部薫の音色は美しい。それは彼が晩年使用していたギターやハーモニカにおいても同様である。そこには物語はなく、純粋な行為としての音があるだけだった。このアルバムに記録されたアルトサックス、ソプラにーノによるインプロビゼーションは30年近くたった今もそのことを雄弁にかたっている。とはいえ、ソプラにーノ・インプロビゼーションに哀歌を感じてしまうのはいいすぎでしょうか。
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