子供が友達と上手く遊べないと悩んでいるお母さんには、 お勧めの本です。 子供の問題行動も細かく解説してあるし、 トレーニング法も具体的に載っています。 下手な育児書を読むよりずっと為になると思います。 こういう発達関係の本は専門書が多くわかりづらいのですが、 この本は読みやすくて、とても良いです(^^) 途中で専門的な解説もありますが、 そんなにダラダラと長文ではないし、 他の本より、かなり読みやすいと思います。
アスペルガーがどういうものか解っているつもりでも、実際にどうやって息子と接すればいいのかわからず、毎日のように息子と衝突してしまい、本当に疲れていたときにこの本に出会いました。対応の仕方がわかりやすく書いてあって、読んでいくうちに息子にとってはツライことばかりだったんだなー、と今までの自分を反省しました。学校の先生や教育の現場に携わる方々にも是非読んでいただきたいです。
ワイナリー巡りの参考にと思って読んだ。内容はしかしワイナリーの本ではなかった。知的障害者の教育を天職としてきた著者は、義務教育を終えた知的障害者が生計を立てるすべの殆どないことに気づく。そこで、学校を辞め、私財を投じ、足利の山を切り開き、知的障害者が、体を使い、彼らでもできる簡単な仕事を提供する学園を仲間と始める。それがたまたまワイナリーだった。
知的障害のある人たちでも、体を使い、それが成果となって目に見える形で現れ、褒められ、役に立っていると自覚することで、どんどん人間的に成長するのだ、ということが事実として語られている。勿論、奇麗事ばかりではなく、大変な思いを重ねた結果なのだが。
先日、NHKで、知的障害者を雇用し、都内で展開しているスワンベーカリーが経営的に大変困難を抱えていること、健常者と知的障害者が同一賃金同一条件で働くことの困難さを報じていたが、恐らくこころみ学園(ワイナリーを経営する学園の名称)でも同様の問題を抱えているのだろうが、1999年の本なので、或いはそれが本書の主題でないこともあり、そうした問題点への言及はなかった。
知的障害者の雇用、福祉に関わる人には是非読んでもらいたい本。
保育士をしているのですが、書店でこの本を見つけた時は、 思わず「あっ、これだ!」と叫んでしまいました。 この本は第1部が実際に子供とともに悩み、苦しんだお母さんのエピソード満載、第二部は学校での対応方法、第3部に医学的な視点からみたADHDについて簡単、わかりやすく説明してくれています。 とくに、私にも学校で問題児といわれた息子がいるので、第1章ではお母さん方に共感して涙ボロボロ、第二章は教育者の視点で、自分に何ができるのか、ヒントをたくさんもらいました。 絶対に参考になります! 保育園でまわしよみしました!
子どもがかかえる発達障害が、周囲に正しく理解されなかったとき、「二次障害」としての情緒障害がおこる、という本です。
生きていくのに本当に障害となるのは、「自分はダメな人間」「いくらやってもムダ」というネガティブな気持ちです。少しでも「普通」に追いつけと、本人を叱咤したり療育に励むよりも、まずはどんな子にも第一に大事な、「自己肯定感」をはぐくむべきだとわかります。
情緒障害への対策だけでなく、原因となる発達障害についても、わかりやすくまとめてくれています。園や学校で実際に困ったことが起きている、そんなときに、周囲の人たちに読んでもらうといいのではないでしょうか。
|