にも大変役立つと思いますよ! 自分的にはベンガスさんのイラストがとても良かったです。
まず初めに断っておくと、わたしはこの作品のTV版も、他のガンダムシリーズもほとんど観た事がないです。ゲームのガンダム無双からガンダムに入ったクチです。
この作品について、他のレビューでダイジェストという言葉が用いられていましたが、まさにそのような感じで、小さなエピソードが次々と映されるという、まるで走馬灯のような展開に最初は面食らいました。ですが、そういう作品なのだと慣れてしまえば、エピソードとエピソードの間の語られなかった物語を想像したり、いきなり説明も無しに登場した人達がどんな勢力に所属していてなんのために行動しているのかを想像するという楽しみ方ができるようになります。また、自分の想像が外れるのも面白いものです。(月の評議会か氏族だと思っていたアグリッパー・メンテナーが個人名であったり、いつか裏切ると思っていたタカ派の二人が最後まで宥和派の女王の側にいたり。)
とはいえ、もう少しエピソードと登場人物の取捨選択を行なって、その分を主要人物の深みを加えるための時間にして欲しかったかなというのが正直な感想です。
幕間を空想して楽しむ、そんな楽しみ方の好きな人には向いた作品だと思います。
前編「地球光」の、物語においついていくだけでやっとという展開に比べると、後編「月光蝶」は物語に惹き込まれる感が強く、より普通に楽しめる作りだと感じました。変則的ですが、初見の人には、前編から観るよりも、いきなり後編から観るのもアリかもしれません。
メカニックデザインに関しては、悪いとは感じませんでした。ギミックにもいろいろ趣向をこらしていて良いと思います。(ガンダムの様式美から外れているために不評だという評判があることは知っています。)
もう・・再放送で見たのとは大違い!映像がよくなりました。音もよくなりました。話は最高のものですから・・・。涙がちょちょぎれました。正月はこれでしのぐぞ!
この巻に収録されている「夜中の夜明け」では、 ガンダムシリーズでは絶対に外せない「核兵器」が出てきます。 (1stの水爆ミサイル、0083のGP02サイサリスの戦術核、Zのジャブローの核爆弾など) 今までほのぼのムードの漂っていた「ターンA」が、 この回を機に一気に急展開を見せる。 いわば「ターニングポイント」と言える回です。 あと「託されたもの」にも登場する名脇役・ゼノアさんにも注目。 黒歴史の禁忌・核兵器の恐ろしさを知った彼は、 それを地中深く埋めてほしいと、ロランにもうひとつの核兵器を託す…。 脇役ながらも、ロラン達にこれからの行く先を示した名キャラです。 よく考えてみると、1stガンダムもそうだけど、 ターンAってこういった名脇役が多いんだよなぁ…。 コレンさん、テテスさん、レット隊のみなさん然り。 これを見ずしてターンAは語れない!見るべし。
実在人物を二次元創作化した作品。
要は同人誌ですが、作画は有名どころのあきまん氏が手掛けます。
肝心の内容は、前半11ページ程の彩色構成の中に「ヒトの獣化研究に関する報告」と称して
博士A,B,「肉」を自称する少女被験者三人によるイメクラ的ショートストーリーが展開。
次いで「あきまん油絵展2011」の広告を挟み、少女のモデル、うしじまいい肉さんを二次元化したコメント付き未着色ラフ画が22ページ程。後半は「ふゆまん5」を創作するに至ったあきまん氏の近況が描かれ、最後に再びの広告です……ええ、商売上手です(笑)
冊子のボリュームを顧みれば値段相当、欲を言えば終始無表情を貫く少女に感情的な表情を与えても良かったのではと思います。
成人向け同人誌の抜き所としては絡みも少なく意外でしたが、カラーページは表紙の通り思わず目を惹く完成度。
寧ろ実在人物の二次元化に挑戦した、あきまん氏の成果を堪能する為のアートとして楽しんだ方が良いのかもしれません。
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