サルに、親ガニを殺された子ガニたちが
復讐をする、お話。
これは子どもの頃好きで、何度も読んだ記憶があります。
ただ、うちの子(五歳)に読み聞かせをしようと思って
声に出して読んでみると、難しい・・・
『むかしむかし、かにが しおくみを しようと おもうて、
はまべへ 出たところが、 すなの うえに 、
どこから どうして きたもんだか、
ひとつぶの かきのたねが おちておった。』
普段、使い慣れない言葉なので、読みづらかった・・・
聞いていた、うちの子の反応もいまいち。
でも、悪さをしたサルがコテンパにやられる、お話は
楽しくて好きです。
太鼓を叩けば、不思議不思議、お鼻がどんどん伸びてゆく、表題の「ふしぎのたいこ」をはじめ、かえるの自慢比べなど、誰もがどこかで聞いた覚えのある民話が数編入っています。
里見浩太郎さん主演の名作時代劇「長七郎江戸日記」(日テレ)の第1、2、3シリーズの主題歌6曲を収録してほしかったです。 「長七郎江戸日記」の主題歌を覚えててなんだか好きになりました。 今度は、出る時に「長七郎江戸日記」全シリーズ6曲収録してほしいですね。ついでに「八百八町夢日記 」(日テレ)の第1シリーズの「恋草子」もお願いします。
朝日新聞に掲載された風刺漫画を中心としているが、朝日新聞に掲載されたものすべてが収録されているわけではありません。それらの傑作選みたいなものでしょう。どうせならすべて収録してほしかったです。あと解説が少なすぎます。風刺漫画はその時代背景をしらないとさっぱりわけがわからないものがほとんどです(あたりまえですが・・)。もっとこれはどういう意味があるのかとか、全面講和とは何かとか、南原繁とは誰かとかそういう詳細があるといいと思います。
もう一つ、ちょっと高いです。もっと安くしてください。
最初、3歳の我が子が図書館で借りたいと言い出しました。
そんなに子供が好きそうな絵や話に見えなかったので、ダメモトで借りて帰宅。
最初に読まされた時は、舌を噛みながらで、正直、苦闘しました。
1つの文が長いのです。
イマドキの短い簡潔な文からは、はるかに遠く、何だかゴツゴツしてます。
しかも、九州地方の方言らしきも混じっていて、読んでるこっちのイントネーションが
怪しくなる…。
(福岡出身の夫によると、どこだかわからないそうです)
ところがどっこい、そのヘタクソな読み聞かせに、3歳児は真剣に聞き入っています。
「ぱんぱんぐり」とか「はぜぼう」とか、大人が聞いても???な名称が登場するのに、
すっかり絵本の“世界”に入り込んでいます。
最初はすごいストレスでしたが、慣れるとリズムがわかって来て、楽しくなりました。
何度も何度も読まされるうちに、共通語にない面白さや暖かさに魅せられました。
さすが半世紀たっても愛されている絵本の実力です。
子供の国語力を伸ばすには、いろんな言葉に触れさせるといいと聞いたことがあります。
大人だって、自分がわかる範疇のコトバにしか触れないと、言語能力は発達しません。
「ナニ言ってるの??」と脳が汗をかく時こそ、向上のチャンスです。
脱線しましたが、イマドキの、見た目わかりやすい絵本は子供をダメにするのかも・・・・・
なんて思ってしまうくらい、大きな意味を持つ絵本との出会いでした(我が子に感謝)。
子供が何度も借りたがるので、購入決定です。
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