キャッチャーは苦手なので自力入手は諦めて購入しました。
デキはプライズとしては良好で面倒なストライカーの塗装や
スミ入れもちゃんとされていますし、顔の造形も悪くありません。
個人的にはプライズではなくて普通に売って欲しいぐらいです。
ペリーヌのメガネは予算の都合なのか髪の毛パーツの一部として
成型されているのでちょっと残念な感じです。
(元の部分を切り取ってエッチングメガネパーツに交換すると
格段に見栄えがよくなるのでお勧めです)
また大きさ的には武装神姫のパーツとしても使えます。
要加工ですが、武装神姫にストライカーを履かせたり、武器を
取り回したりと言う用途も可能です。
ラバーキーホルダーということで、やわらかく、フニフニしています。
裏は黒色の平面になっていて、中央に白い文字で『2007 第501統合戦闘航空団』
と書かれています。
造形は掲載されている画像の通り、とても綺麗です。
ちゃんとキャラクターの可愛さが伝わってきました。
ただ、フニフニしていて、チェーンと本体の接続部分も同じ素材なので、
無理な力が加わったりすると千切れてしまいそうで恐いです。
部屋に飾っておく分には申し分のない出来でしょう。
どうも政治的というか日本統治前後の朝鮮についてのネタ本的な扱いを受けている
本書ですが、そのような扱いは不当というべきでしょう。
著者は執筆時60を過ぎたおばあちゃんとも言える方ですが、その好奇心、理性、
分析力、鉄の意志を兼ね備えた姿は、我々一般の読者を圧倒する迫力を持っています。
著者の価値観は、キリスト教的、帝国主義的な点で若干の違和感はあるものの、
ほぼ現代日本の人間と一致します。これに加えて、非常に細部にまでいたる観察眼に
よって、当時の朝鮮の状況を生き生きと思い浮かべることができるという点で、
本書の価値は極めて高いといえるでしょう。
さらに加えて、一般の歴史書では知りようも無い、朝鮮の民衆の日常生活、信仰、
さらには朝鮮王宮内の様子を、必要な場合はデータも示して描写しています。
これらの光景は同時代人にとっては、取るに足りない情報として切り捨てられて
しまうために、残念ながら後世に残らないものが多いのですが、著者によって忘却を
免れたことは、(「日本奥地紀行」などともあわせて)後世に生きる我々は素直に
喜ぶべきことでしょう。
この本を見て何を考えるかは、読者それぞれの自由だと思いますが、私個人としては
歴史というのは、非難の武器としてではなく、自戒の為に学ぶものだと考えています。
両班や朝鮮政府、ロシアの朝鮮族の描写は、その点で考えさせられるものがありました。
ともあれ、一級の知的擬似体験のできる書籍です。買って損はありません。
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