最初30ページは、1ページ毎に捨てたろかと思った位、わざとらしくて、ギクシャクして、読みにくいです。おまけに、謎の単語に、言い回し、訳のわからぬ読点に、これは、翻訳ものかあー!っと、滅入り始めた100ページあたりから、何か、登場人物がスラスラ動き出した感じがしました。
こちらが読み慣れてきたのか、作者側が書き慣れてきたのか? 200ページあたりは、ぐいぐい進んで、300ページ過ぎると、涙、涙でした。嘗ての関西喜劇を思わす、べったべたの思い遣りが、結構ストレートに激突です。こんなんもええかなあ〜。
原作を読んだ事がなかったけど初めて映画を見て凄くピュアでせつないストーリーに完全にやられました 主演の井上真央の可愛いらしさや演技力、岡田将生の自然体ながらも心に残る演技に惹かれて7回も映画館に通いました ストーリーは知っていても二人の演技には毎回、大号泣 映画を見終わった後に外に出るのが恥ずかしかったな。 この作品は私が見た映画の中で間違いなく最高傑作です!
平成の今に生きる姉弟二人が、特攻隊員として戦死した祖父の足跡を辿りながらその実像に迫っていく、というストーリーです。当事者の多くが鬼籍に入ってしまった中で、二人は数少ない生き証人を訪ねて一歩一歩真実に近づいていきます。その過程で当時の戦争がどんなものだったのか、主に下級将兵の目から見た戦争あるいは特攻がどのようなものであったのか語られます。そして最後にたどり着いた答えは思いの外身近なところにあり、それは胸熱くするものでした。
戦争という極限状況の中で語られるナマの人間模様は興味深く、特に第二次大戦は現代に最も近い時代なので戦争経験者の語る書物は幾つか読んできました。本書はそうした戦争の実態がシンプルな形で凝結していることを感じさせます。すなわち大本営は官僚化して本来の戦争の目的である勝利からは遠く隔たり、無責任主義が横行し、下級兵士の命は限りなく軽視される、という事実。そしてかつて軍神として崇められた特攻隊員が戦後になると非国民として石持て追われたり、天皇陛下バンザイと旗を振った人たちが民主主義と米国バンザイに変わったり、空気に支配されやすく、変わり身の早い日本人の国民性など、本を閉じた後も余韻が長く残り、色々な思いが去来して考えさせられました。
この著者の本を読むのはこれで3作目ですが、リーダビリティというのか、まるで映像のように読ませる力量には本当に驚嘆させられました。575ページにも及ぶ大作ですが、読了まで目を離すことができずにあっと言う間でした。そして人間描写も巧みで、つい引き込まれて何度も目頭を拭うことになりました。また大好きだった児玉清さんが解説を担当しているのも私にとってはうれしい誤算です。
本が大好きで暇を見つけては読み漁っているのですが、本書はここ数年来読んできた中でも最も心に残った一冊でした。 お勧めです。
「リンネル」のすごいところは、この値段でつける付録がすごいところです。今回もそうなんですが、充実しています。「リンネル」の付録のポーチやらバッグやらが微妙に存在感を放っています。雑誌の中身は、おしゃれアイテムの活用の仕方や自然派の化粧品の紹介などいろいろあって、とても参考になります。紹介している小物なんかも愛らしいものが多いです。いちばんよかったのは、アウターの丈と靴下やブーツ・靴とのバランスの取り方を紹介していたページです。寒い冬に暖かく且つおしゃれにできそうな提案がいいなと思います。取り入れやすい値段のものから、それなりにお高いものまでさまざまに紹介してくれるので、おしゃれ感度がたかまります!星4つにしたのは、かっこいいけど、こんなコーディネート現実にはできないよというのがあったので。
子役の頃からの努力が認められ人気者になった真央ちゃん。この頃は顔がほっそりとしていて一番綺麗な顔立ちだったと思う。明治大学の学生になった今は顔が大幅に横に広がってしまった。 体で勝負するタイプではないので節制して顔を引き締めないともったいないよ。
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