以前に中学校のクラス合唱で聞いた、「翔る川」という曲を探していて、ついに見つけました。 他の曲もよかったです。
家族八景とエディプスの恋人もNHKに実写で創っていただきたい
NHKなれぼこそこれをするべきだと思う
特典DVDには、最近の石坂さんと市川監督の対談、加藤さんへのインタビュー、若かりし日の石坂さんへ市川監督がインタビューした映像、横溝正史の生い立ちのダイジェストが収録されています。この特典DVDは、なかなか面白かったです。映画を見た後に、これを見ると、更に理解が深まったりして楽しめるかと思います。映像は、テレビで見ていた時より綺麗な画像になっていて、個人的には、もう少し粗い方が、雰囲気が出たのでは?という気もしました。ですが、ファンの方なら、持っていても損は無いと思います。小冊子も一緒についていて、こちらも面白かったです。
例えば、一緒にテレビドラマを見るとか、同じ月を見るとか、つぐみとまりあの何てことない描写が、何故だか、とてつもなく懐かしい気持ちを誘う作品でした。
子供から大人への過渡期で、何かを失ってしまう淋しさと、新しい何かを得る胸のときめきなど、10代のみずみずしさが描かれていてよかったです。
名作の映画化。
高名な医者である華岡青洲が母親と妻の二人の人体実験によって、「麻酔」を使った手術に成功するまでの、嫁と姑の愛憎を描いている。
こういった、心理は女性でなければわかりにくいかもしれない。
息子に対しての母親の愛情と意地、妻としての愛情と意地がすさまじい。女と女の心理的な戦い。台詞にも怖ろしいほど女の嫉妬と憎悪が表れる。
その狭間の葛藤は身震いするほど。演じる人間が美しければ美しいほど、怖さが増す。高峰秀子はさすが。若尾文子の色香がにおうほど、姑が憎む気持ちが高まるのもわかる気がする。女として息子と寝ていると思うと、生理的に許せないのだろう。間に入った雷蔵も、二人に挟まれては、この作品では添え物。
息子は年老いた母に対して、少量の麻酔薬を配慮して飲ませる。そのことが分かった時に、姑は、嫁に「敗北」したことを知る。
嫁は、薬の実験が体に害を及ぼしていくのだが・・・
華岡青洲は麻酔による手術が成功して、さらに高名な医者になっていく。
彼の墓は大きく立派なものだが、彼の妻と母親はその裏にひっそりと建てられた。
近年では、NHKで和久井映見、田中好子、谷原章介版のドラマシリーズが放映されたが、こちらもなかなかのもの。
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