収録曲が豪華で、どの曲も素晴らしいのは解るのだが、私個人の感想かもしれないが、サイズがカットしてあるものが含まれているのが残念。 せっかく記念にやるなら、あと500円くらい値上げしてもいいので全曲full.verにしてもらいたかった。
過去のコンセプトアルバム3作をそのまま演奏。もちろん派手なアレンジ改変は無し。曲そのもののポテンシャルをギリギリまで引き出そうとする姿勢に感服。そして、その試みは見事に成功。「イージーリスニング」の曲たちはまったく錆びない輝きを放ち、「30 minute night fright」の曲たちが感じさせるストーリーは、より壮大なスケールで広がる。そして、「driving in the silence」の曲たちは、しっかりと坂本真綾の現在を伝えてくれます。
「どうせライヴには敵わないのだし」とDVDの画質・音質で納得していたヌルいユーザーでしたが、Blu-rayで観てひっくり返りました。音の解像度が全然違います。丁寧なカメラワークも相成って、ステージに引き込まれます。ヴォーカルとバックバンドの演奏を拮抗させるミックスも良い。作り手側に対しては「分かってるなぁ…」という溜め息しかでません。
静かな夜、沈黙のお供に、ぜひ。
どの曲も、耳のそばでそっと歌ってくれているような、
そんな息づかいまでも聞こえ、うっとり聞いてしまい、
時間の経つのを忘れます。
すばらしいとても豊かな時間をすごせます。
これほど私を魅了した映画はありません。主人公パルムは、私にとても近い存在に思えました。誰かのためにしか生きられなくて、でもそれが自分のためだとは気付いていなくて、いつも助けを求めている。生きてる意味がわからないけれど、死ぬこともできない。パルムは人形なので、この表現はおかしいかもしれないけれど、登場人物のなかでパルムが一番人間らしかったような気がします。弱くて、自分勝手で、恥ずかしいのが、普通だと思います。ラストは完全に入り込んでいて、パルムとともに浄化される感じでした。優しい心があればそれだけで良いのだと強く思いました。 他の登場人物もそれぞれに悩みを抱えていて、いろいろ考えさせられました。また、映像と音楽が非常に完成されていて、引き込まれました。主流の楽器として使われているオンドマルトノの音は、聞く度にとても広い空間につれていかれる感じがしました。そして、EDテーマの『空の青さ』も、新居昭乃さんとオンドマルトノの音がジャストミートで、心に染み入りました。この映画を、意味が分からないとか、残酷だとか、グロテスクだとか言う人がいるけれど、生きていくことはきれいなことばかりじゃ無いし、暗闇だからこそ分かる美しさがあると私は思います。もし、この映画を理解する自信があったら、是非見てほしいです。そして、この映画の本質をまっすぐ受け止めてほしいです。
魔王の丘の向こうへのシリアスな想いと憧憬が音楽になっている。 まずテレビサイズで魅せられCD購入までに繰り返し聴いたが フルサイズは更に更に凄かった。とにかく…この音は凄い。
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