充実の内容で満足です。現在のところ、吹奏楽の情報を得るならバンドジャーナルがもっとも適した雑誌でしょう。さすが老舗だけあって細かなところまで気配りされていますし、執筆者もかつて吹奏楽を経験した人が多く、分かりやすくなっています。今号は新入生が参加できる楽曲が付録でしたが、残念ながらパート譜が来月号の付録です。フルスコアからパート譜を書き起こすのは簡単ですけれど、著作権上の問題が気になって躊躇します。はっきりとパート譜を起こして演奏しても良い、と書いていただくと安心なのですが。いずれにせよ、楽譜がこの雑誌の重要な一部である以上、今号はやや評価を下げざるを得ません。星4つです。
「大河の一滴」が映画化される?あのエッセイがどう映画になる?そんな疑問をもって映画を見ましたが、淡々としたストーリー展開に日頃忘れかけていた何かを思い出したような気がしました。身近な人への愛と死、何気ない生活の中でおこることも、すべて人間社会という大きな川のほんの一握りに過ぎない、でもそんな一滴がないと川も流れることはない。私たちの小さな存在がこの社会を作り上げている、そう思うと平凡な自分の人生だけど、それもいいじゃない、そんな風に思えました。記念に即、買うことにします。一生の宝です。すばらしい日本と我が郷土石川県に乾杯!
すごい・・・初めて聞いた時はその超絶技巧に圧倒された。九歳でトランペットを始め、たかが五年あまりでここまでに上達するとは。 熊蜂の飛行のトランペットと思えないなめらかかつ抑揚のある演奏。 どの曲も技巧については完璧である。しかしまだ表現力の乏しさが見られる。また、音の響きに子供っぽさが残って曲とミスマッチなところなども聞かれる。 しかしそれらはその年齢と経験不足によるものなので問題ない。実際現在彼はすべてを兼ね備えたスーパートランペッターになっているのだから。
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