某有料衛星放送で妨害電波入りで「アーヴによる人類帝国」の干渉を受けたのは1999年の出来事(結局恐怖の大王様とやらは来なかったが…)
11年経つとドゥビュース陛下(鈴置さん)とドゥサーニュ皇太子(塩沢さん)はお亡くなりになっていたり原作の小説では帝都に人類統合体が攻め込んできてさぁどうなると!
と思っていたが原作者の浮気性のせいでお預けを喰らっている犬のようになっているが
さて、ともあれこの物語は10年(今のところ正確には)経った今でも古くは感じられない
我らが主人公リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵がただのリント・ジンであったころから
物語が始まり、なんでこんな舌噛みそうな名前の伯爵さまと相成り“アーヴの義務”とやらを果たすため「星界軍」の「主計翔士」を目指すため帝都「ラクファカール」にある「主計修技館」に入学するため「星界軍」の「巡察艦ゴースロス」に便乗して帝都に向かう
その時知り合った翔士修技生が…これ以上書くと物語を知っている人が見ると「クドイ!」
と怒られそうだし見てない人からするとネタばれになってしまうから(正直言うと固有名詞の変換が面倒くさい(笑))
実際軽くもなく重すぎもせずスペースオペラに抵抗がなければ次の「戦旗」シリーズも見たくなるはずだし森○さん、なに、もたもとしとんねんサッサと続き書いてんか!と
思うようになると思います。
アニメ化前のラジオドラマでCD未収録の4話を2枚のCDに。新作短編書き下ろし1本に、DVDなどのボックスアートやエンディングで使われたカットのビジュアルブックで構成。
いやぁ、本編の「星界の戦旗」が4巻で止まってる中、久々の新作短編は、ラフィールの弟が主人公です。いやぁ、出来の良い姉を持った弟は辛いね、という話です。ラストにラフィール登場。時期的にジントの登場は無しですが。
星界の紋章、第一巻 帝国の王女です。
主人公の少年ジントは、宇宙からの大きな災厄のため、 故郷を追われ、別惑星へと連れて行かれる。大義名分 としては留学となってはいたが、己の意思で故郷へ帰 ることはできない。留学先で、自分の惑星を侵略した ものたち(アーヴ)のため、侵略者たちの一人として生 きる道しかなくなった(?)主人公自身のため、主計修 技館(軍の事務官を養成する学校)に入学するため勉学 と友だち作りのためミンチウというスポーツに専念す る。そしてついに主計修技館に入るため、第二の故郷 デルクトゥーを去るため、デルクトゥー宇宙港へ、そ こに侵略者の迎えが――見目麗しきアーヴとの出会いが。
読み所3つ挙げます。
(1)ジント「複雑だなぁ」。 (2)アーヴの微笑。 (3)帝国の根幹に関わる問題を批判するジント。
上記以外に、飲食物や飲食物を口にするときの描写、抜 け目のなさそうなジントじゃない主人公が時折見せるそ そっかしさ(「一服、盛られたか?」、眠ってるふりなど) とそれを良い味わいに変えるジントの人間性と言動がこの 巻の味であり、さらにアーヴの愛の形の説明、八王家の説 明、付録:帝国星界軍翔士位階があるので最初の一巻という 価値を除いても、十分過ぎるほどの価値を持った巻です。
本書では星界シリーズの主要登場人物の会話といった形で星界シリーズの諸設定がわかりやすく解説がなされており、星界シリーズを読み始めてまもない初心者の方でも理解出来る構成になっています。また設定解説のみならず、アーヴ語の入門講座や人物辞典、用語辞典さらには「戦旗2」以降のアニメのダイジェストなども掲載されており、「マスターガイドブック」の名にふさわしい内容でもあります。
星界シリーズは「紋章」、「戦旗」それぞれの読本やアニメのフィルムブックなどを含めれば肝心の本編よりも関連書籍の方が多く出されている様にも感じられます。同じ早川から刊行されている翻訳出版されている「ペリー・ローダン」シリーズが2006年5月現在320巻以上刊行されていながら入手可能な副読本であるハンドブックが2冊しか出ていないのに対し、本編がまだ7冊しか出ていない星界シリーズが関連書籍ばかり出されるのには不満が残ります。確かに内容をおさらいしたり忘れていた所を思い出す上ではこういった類のガイドブックは有益ですが、星界ファンとしての要望は本編である小説の新作が一日でも早く刊行される事であると思います。
「紋章」の第1巻初版が刊行されて今年でちょうど10年となりますので、原作である小説のストーリーがきちんと進展していく事を期待するばかりです。
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