会社に向かって走らす朝の車の中で、NHKのFMから流れてきた猛烈なスピードのチャールダッシュ。その圧倒的な超絶技巧の主は、さぞかしパガニーニのような鬼才のイメージの細身の男と思いきや、FMのナレーションから必死で聞き覚えた「ラカトシュ」という名前をインターネットで検索し、幾つかヒットした中のサイトにあった演奏シーンのビデオを見てびっくり!
とてもバイオリニストには似つかわしくない髯もじゃの巨体の主には、バイオリンはおもちゃのように小さく見えるが、その指先は柔軟そのもの。何といっても、あのスピーディなチャールダッシュをいとも簡単に、にこやかに弾き奏でる。そしてそのバックの楽士たちのテクも負けず劣らず超一流。早速探し当てたこのCDはまさしく「買い」である。
15曲のオムニバス盤だが、この中にはラカトシュの様々なジャンルへの理解と才能がギッシリ詰まっている。冒頭のチャールダッシュは言うまでもなく、3曲目のボサノバタッチのなんとも心地よいバイオリンの響きとメロディ、11曲目や12曲目に見られるジャズタッチの何ともジャージィな雰囲気、日本のアニメの挿入曲を全く自分のメロディにしてしまっている最終曲・・・。 バックの共演者達にも脱帽の名演揃いである。
いろんなジャンルの寄せ集め故の一貫性には欠けるが、その時の気分によって適当な曲をCDプレーヤーのメモリに登録して繰り返し流していると、1枚のCDが何枚分にも使える、そんなお買い得な1枚である。
サンライズ・サンセットをはじめ名曲揃いです。でも一番はこのような30周年記念盤が廉価で手に入った喜びが嬉しいです。邪悪かな?
まあまあですね。全体的に言って。
アルバムに収録される音楽に、(クラシックという以外)共通点がなく、細かいジャンルはバラバラ。これがいいという人と、一貫性がなく不満という人がいるんでないかな?
クラシック初心者にはお勧めです、ユンディリ、三大テノール、ロベルトアラーニャなど、一流アーティストをつまみ食いできます。
私は、これをきっかけに、ファン ディアゴ フローレスの美声を知り、彼のアルバムを後に買いましたよ。
ユダヤ人の苦境がよくわかる。主人公にはろくなことが起こらないけれど、前向きに生きているし良い父親でもある。小説自体も面白いけれど、ユダヤの教義やおかれている状況など、ユダヤ人を知る上でも良い参考になると思う。
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