ジョン・レノンが大好きで迷わず購入しましたが、内容はレノンと親しい関係の人物が、ずっとインタビューに答えるいった感じで観ててすこし退屈でした。もう少しレノンの肉声やライブ映像をいれてほしかったです。とはいえジャケットの表紙やパッケージのデザインはよいです。またブルーレイで発売してほしかったです。
これはビートルズが初めて出演した映画です。 ビートルズのプロモーションビデオも多数収録。 ストーリー的にもビートルズらしい、なかなか面白い内容になっています。 ビートルズファンなら、一回は見ないと・・・・。 (白黒で時代を感じます・・・(笑)
映画が公開前から沢山の、しかも否定的なレビューが多く辛かったです、その人たちはどうやって作品を見たのでしょう?
というわけで11月19日、全国公開日の一度目を見て帰ってきてレビューを書いております。
映画は3時間半の長尺物を前編、後編に分けて一挙公開、3枚組のアルバムでソロデビューを図ったジョージらしさを表しているようで嬉しかったです、パンフレットの販売は無いものの全員にポスタープレゼントがあり、テンションがあがります、こりゃ来日公演以来の祭りだぜい!!(ちなみに料金は3D映画並み)
映画は第二次世界大戦終了の映像のあとジョージの実兄二人の登場で期待が高まります、ファミリー公認映画で貴重な写真が見れることが実証されたようなもの。
実際に公式写真、レア物、未公開物の映像、写真を交えながらお馴染の回顧形式で有名なエピソードの数々が語られていくわけですが、どうしても
話の中心はジョン、ポールになっていくわけで複雑な気持ちに・・・確かにレノン・マッカートニーの曲・映像抜きでは語れないのですこの時代。
プロデューサーのマーティン氏の言葉を紹介すると「ジョンとポールが曲を作ってきてジョージはアレンジから参加する構図が出来上がっており、
ジョージは曲作りでは完全に放置されていた状態で、気の毒に見えた」ジョージは一人で曲作りを始めなければならず、二人の作風を真似ることは避けたようです。前編はインド音楽を経てアヴァンギャルドな電子音楽に目覚めたジョージで幕、ちょっと長く感じました。
後編はポップソングに回帰したジョージがヒット作・名作を作り出すところからスタート、もはやレノン・マッカートニーの曲を流さずとも語れる
時代到来です、ここからの5年が音楽家としてのピークでしょうか? "All Things...."のレコーディングが長期間にも及んでもジョージはとても精力的だったようでフィル・スペクター曰く「ジョージには時間の観念が無い(笑)」
その後のジョージの快進撃は皆が知るところなので省くとして、74年の全米ツアーの映像が断片ながら見れるのも嬉しいところで歌い方、衣装、テンションが普通じゃないです。その後のワーナーに籍を移してのソロ活動は全く描かれず、ダニー誕生だけでその時代は無かったかの様になっています。気がつくと覆面バンド、トラヴェリング・ウィルビリーズのレコーディングとビートルズ・アンソロジープロジェクト時のポールとの再会映像、自分が見た限りこの時期のジョージが一番楽しそう。そして気がつくと99年ジョージとオリビアを襲った侵入者とのすさまじい格闘を
語るオリビア本人、ところがコレをすごく明るい口調で説明してくれたはファンへの気遣いかも。
以上本編を見た感想です、途中抜けている10年分のエピソードは別の機会ということでしょう、91年の日本公演も含めて・・・
(追記:マイケル・ジャクソンの映画もそうだったのですが二つレコード会社がある場合どちらか1社のみ協賛となるようで、つまり、ジョージの場合、EMIがメインなので、ワーナーには遠慮していただいたのでは?貴重な音源・映像を使うのでEMIの協賛なしでは難しかった、ビートルズ時代の描写が長いのも頷ける)
冒頭にも書きましたが、商品化されるこの作品の値段が高いとの評論が多いのが悲しいです、映画としては2本分あるので、それに様々な
オマケがついているのです、商品を手にしていないのに商品をこき下ろすのはどうかと思います、私自身、商品も購入予定なのでその際
追記させていただくこと約束します。
掲載されている曲は以下の通りです。
1.ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
2.ピッギーズ
3.サボイ・トラッフル
4.サムシング
5.ヒア・カムズ・ザ・サン
6.アイ・ミー・マイン
7.フォー・ユー・ブルー
8.バッジ(クリームの『グッバイ・クリーム』収録曲)
9.マイ・スウィート・ロード
10.ワー・ワー
11.イズント・イット・ア・ピティー
12.美しき人生(what is life)
13.アップル・スクラッフス
14.オール・シングス・マスト・パス
15.バングラデシュ
16.ギヴ・ミー・ラヴ
17.ダーク・ホース
18.二人はアイ・ラヴ・ユー(you)
19.ジス・ソング
20.人生の夜明け(crackerbox palace)
21.ブロー・アウェイ
22.過ぎ去りし日々(all those years ago)
23.愛に気づいて(wake up my love)
24.FAB(when we was fab)
(ちなみにAnthology: 27 Greatest Hitsだとこれらに加えて、「スー・ミー,スー・ユー・ブルース」「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」「ディン・ドン」の3曲が掲載されているようです。)
また基本的にこれはバンド・スコアではなく、ギター・スコアです。
U.S.キャピトル盤で、リージョンALLです。 日本語字幕なしでも楽しめる人は、日本盤より安いこちらでもよいかもしれません。
2007/12/27追記 U.S./ EU盤には「英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語」の字幕が収録されています。
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