たった一言だけ、感想を述べられるとしたら、「メンデルスゾーン全集として、コレに勝るディスクは当分出ないだろうし、想像もつかない。」との一言に尽きる。 欲を言うならば、「スコットランド」はクレンペラー盤やコンビチューニ盤の方がシックリ来るし、「イタリア」は同じアバドの旧盤の方がベター(とりわけ第2楽章)だとも思う。しかし!仮に3番だけがクレンペラーのような演奏であれば、『全集』としての意味合いが薄れてしまう。そう言った意味で、「金字塔」という表現以上に、評する言葉を知らない。
主役の二人:ロベルト・ボッレ(妖精の王オーベロン)は期待に反せず、技術的な
進歩が抜群で、時々見せる笑顔も演技者としての余裕が出ていて素晴らしいです。
アレッサンドラ・フェリ(オーベロンの妻)は女優バレリーナと言われるだけあり、
表情が豊かで、ノーブルでロベルトとのコンビネーションが最高の二人です。
リッカルド・マッシモ(妖精パック)も舞台を駆け回り跳び跳ね見事です。
大勢の妖精の子供からも嬉しくて満足している様子が舞台から伝わって来ます。
他の出演者も、楽しそうでこんな素敵な夢を見たいものと思えて来ますが
ジョージ・バランシンは鑑賞者が幸せな感じのする振付をしておりますので楽しめます。
ピアノ、オルゴール、モーツアルト、子守唄とそれぞれのカラーがあり
飽きることなく内容が充実しています
胎教にだけでなくリラックスBGMとしても利用できるので
お得感はかなりあります
ほとんどが女声二声の曲になっています。 ズライカとハーテムのみが女声男声の重唱になっています。 原語はドイツ語ですが、 日本語の歌詞も文語体ですがのっています。
曲自体もそれほど技巧が必要というわけではないので、 軽い気持ちで始められる曲集になっていると思います。
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