前作の「パレード」から一年も立たないうちにリリースされた本作。 タイトルを直訳すると「入口」になるんですけど、Galileo Galileiが音楽への探求を続けた末に辿り着いたスタート地点とも言える作品に仕上がっています。エレクトロの要素を取り込むことで、サウンドスケールが壮大になっているんですよ。以前までのギターロック路線から脱却を図るべく、音楽と向き合ったのが伺えます。 特に「青い栞」の時から目立つシンセの役割は大きく、音響系の雰囲気も感じさせてくれました。詞もストーリー色が強くなっており、彼らの音楽が持つ世界観をより深くしているのです。物語の繋ぎ方も印象的で「老人と海」に登場した「くじらの骨」という言葉がラストナンバータイトルになっているのも面白いと言いますか。
このような作品を作り上げられた背景には制作環境の変化も影響しているのでしょうね。 北海道に拠点を戻してから制作したのか、曲の自由度が高いように感じました。 伸び伸びとした環境で制作された曲からは生まれ育った北海道の雄大さも伝わって来たんですよね。単に遊び心を感じさせる作りにしたと思うんですけど、結果的に表現力を高めているのが見事。シンセの織り成すエレクトロサウンドとバンドサウンドが絶妙に合わさり、幻想的な雰囲気も醸し出しているのです。 初期の青臭さは感じられなくなったものの、新たな魅力を感じさせた点では今後が楽しみと言えるバンドでしょう。「明日へ」の歌詞にある通り、彼らは進化しているのです。
「単なるギターロックバンドとは言わせない」 1stアルバム制作後に彼らはこのような決意を抱き、音楽と向き合ったのでしょうね。 その結果が如実に表れた「PORTAL」。進化する彼らの音楽を感じられる傑作です!
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