太鼓を叩けば、不思議不思議、お鼻がどんどん伸びてゆく、表題の「ふしぎのたいこ」をはじめ、かえるの自慢比べなど、誰もがどこかで聞いた覚えのある民話が数編入っています。
母がにが丹精した柿の実を横取りしたさるに、子がにたちがかたき討ちをするという、有名なさるかに合戦の木下順二バージョン。 リアリスト劇作家の木下さんなので、牛フンも省略されていないし、内容がかなりシビアなだけに、「……そうな」などの昔語りの口調が、逆にのんびりした楽しい雰囲気をもたらしています。 絵は、キザクラカッパで有名な漫画家清水崑さん。かわいらしい絵なので、このさるはさほど憎たらしい顔はしていないのですが……親のかたきは討たねばならぬ。民話のエッセンスがバランスよく詰まったお話だと思います。
大好きな『江戸特捜指令』の主題歌「明日への旅人」が入っているので、こりゃ是非買わねばならぬ、と思ったわけです。CD化されているとは知りませんでした。感激です。楽曲解説によると、歌い手の清水京子さん、兵庫県西宮市出身なのですね。お隣の町じゃないですか! ますます親しみを覚えました。
『座頭市物語』主題歌「おてんとさん」も懐かしい。子供の頃よく耳にしましたが、今聴き直してみると、実に味わいのある名曲です。郷愁を感じると同時に、遠く眠っていた潜在意識を呼び覚まされる気がします。
春日八郎の「新撰組の旗は行く」は、父がよく口ずさんでいました。子供心に覚えていますよ。それから……、おぉッ!『おしどり右京捕物車』、そういやぁこんな時代劇あったなぁ! 『木枯し紋次郎』の、ナレーション入り主題歌も良いですねぇ!
普段は忘れていたけれど、旧き良きレコードの時代の歌心、その“誠意”を改めて実感しました。
子供が保育園で読んで、気に入っている様子なので、買いました。
喜んでおります。
朝日新聞に掲載された風刺漫画を中心としているが、朝日新聞に掲載されたものすべてが収録されているわけではありません。それらの傑作選みたいなものでしょう。どうせならすべて収録してほしかったです。あと解説が少なすぎます。風刺漫画はその時代背景をしらないとさっぱりわけがわからないものがほとんどです(あたりまえですが・・)。もっとこれはどういう意味があるのかとか、全面講和とは何かとか、南原繁とは誰かとかそういう詳細があるといいと思います。
もう一つ、ちょっと高いです。もっと安くしてください。
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