広く浅くのスタンスですが、凄まじく幅広い上に程々の深さがあります。 各テーマは見開き二ページに集約して600ページ超え、市場動向から各種法規まで基礎知識を網羅しているので資料作成の取っ掛かりに大いに役立つ。 企画開発マニュアルの名に嘘偽りは無いですね。安い買い物です。 来年出ればまた買いたい
なんといっても目玉はセメント工場です。 小金が稼げるし目に見えて建設速度が早くなります。 難をいうならそれぞれのセットの装飾品 悪くはないんですが1作目のように 選択一覧で見れたほうがうれしいですよね
まあ、シリーズ好きな人なら買っておいて損はないかと
人口減少、産業空洞化が都市のなりたちを根本的に変える21世紀に、 都市政策・公共政策がどう変わるべきか? 具体的には、なぜサスティナブルなまちづくりが大切なのか? ということの理由が、非常によく分かる本。 非常に多様な分野の専門家により、多方面から説明されているので、 説得力がある(22人も書いている!) 21世紀に都市を輝かせる秘訣を紹介というウリもわかりやすい。 まちづくりの実務家にも、すぐ役立つまちづくりの方法の紹介も多数あり、 現場の行政マンから理論家まで、すべてに役立つ。
地域が豊かになるためのヒントを、失敗例を挙げながら
具体的に解説している。
他の成功例を形式だけ模倣したり
行政側からの押し付けは成功しない可能性が高いことを
指摘している。
「モノ」ではなく「心」が重要であるということは
大いに理解できるが、
仮に著者の提言に従っても地域の再生は困難で、
一筋縄ではいかないものであろう。
少し偏見が混じっているように見受けられる点や
著者の提言が解決策として正しいかは疑問だが
全体に平易な文章で、またテーマも身近であるために
読みすすめやすい。
本書の「はじめに」で、著者は東浩紀と北田暁大の『東京から考える- 格差・郊外・ナショナリズム』を引き合いに出し、「ところがよく読んでいくと、(東浩紀と北田暁大が)基本的なことを知らずに議論している点が目について、「これで読者が東京を考えた気になられても困るな」とも思いました」と述べ、「東京郊外を考えるための最低限の基礎知識が身につく、入門書を書こうと思ってつくったのが本書です」としている。私も、東浩紀と北田暁大の同書は、北田はともかく東は、基礎的な郊外理解ができていないな、と思っていたので、著者の指摘は非常に納得がいった。そして、実際、本書の内容は、最近でこそ「下流社会」の著者として知られているが、雑誌『アクロス』の編集長時代から、現在までに30年近くにも及ぶ郊外研究者としての著者の集大成的な内容となっており、まさに東京郊外の入門書として極めて有益な内容となっている。本書を読んで思うのは、著者の三浦展は類い希なる編集能力の持ち主であるということだ。まあ、20代後半であの伝説的なマーケティング雑誌『アクロス』の編集長となり、「大いなる迷走」、「東京の侵略」といった名著を生み出したことを考えれば、編集能力があるのは当たり前なのであるが、本書は、三浦が三浦自身の郊外研究のキャリア・ヒストリーを見事に編集した内容となっていて、見事にコンパクトに、しかも分かりやすく東京の郊外の変遷が理解できるものとなっている。本書はページ数こそ少ないが、三浦展という郊外研究者そして編集者の凄みが伝わってくる名著であると思われる。
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