録画して繰り返し試聴してるけど大好き過ぎてDVDも欲しくなっちゃって早速購入予約しちゃいました。
数々の海外有名コンクールで優勝した経歴を持つ日本人オペラ歌手、中丸三千繪のポートレート的アリア集('90年から'95年までの録音)。最近中丸さんのことを知ったのでとりあえず聴いてみよう、という人におすすめのベスト盤です。3曲目に入っている「ドレッタの夢」ですが、世界でも超一流といわれるオペラ歌手が歌っているのを聴いたときは、その美しい旋律しか印象に残りませんでしたが、中丸さんの歌唱では、不覚にも涙が浮かぶほど感動してしまいました。「Folle amore ! Folle ebbrezza !」の高音のはかない響きには、胸が熱くなります。その他の曲では、フランケッティの「五月に」が良かったですね。ミミも悪くはありませんが、このアリアはありとあらゆるソプラノに歌われているので、そちらとどうしても比べてしまいます。
私は元来日本人の声楽家には期待していなかったのですが、最近見直して始めました。佐藤しのぶさんと、中丸さんは世界に誇れるソプラノだと思います。 ただ、このCDに関して言えば、私は近代歌曲より古典歌曲のほうが好きなのでした。あと、オムニバス形式は少々苦手なのです。
まず一部で批判されている収納ケースについてですが、関係者のブログや雑誌を読めばわかる通り、ディスクを裸でブックレットに収納する事に抵抗を感じるユーザーへの配慮なのでこれは感謝すべきでしょう。次に本編についてですが、2006年にローリー・デジタルが修復したマスターを使用しているのでアルティメット版DVD初見時ほどの驚きはありませんが、まあこんなものでしょう。次に問題なのが特典映像。既発タイトルの特典映像はDVDのSD収録からHDにバージョンアップされていましたが、今回初となるタイトルの特典映像はSDのまま!これはMGM本社の手抜きでしょう。さらに特典ディスクですがボリュームなさすぎ。歴代ボンド俳優インタビューに至ってはいつかどこかで見たようなアーカイブ映像の寄せ集めなので期待してはいけません。スタートレックのように歴代俳優座談会のような収録でもあれば最高だったのですが・・ (コネリーはイオン・プロと絶縁状態なので無理でしょうが) さらに「慰めの報酬」が既存品と全く内容が同じなので「地球が静止する日」の予告からスタートするのも興ざめです。逆によかった点は「カジノ・ロワイヤル」の特典映像が一枚にまとめられて他のタイトルとメニュー画面が統一されている事でしょうか。コスト・パフォーマンス的には優れいると思いますが、アルティメット版DVD以上の物期待してはいけないといったところです。
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