食人族【字幕版】 [VHS]
「知ってるか?『食人族』のエンドクレジットには、ちゃんと特殊メイクやプロッブの項目もあるんだぞ」と友人から聞いたのは、十数年前。
あの時の話を確認するために、観ました。
本当に、そういうスタッフ名が明記されてる…。
非常に悪趣味だが、皮肉のきいたストーリーで、面白い。
カニバル~世界最後の人喰い族~〈ノーカット完全版〉 [DVD]
この作品、VHSでは結構カットされたシーンがあったため、画面展開が突然変わるような所があったのですが、DVD版ではその点きちんと直っています。
ボルネオの広大無辺の大密林にセスナで遊びにきた4人の男女が、密林の中の簡易飛行場に着陸。
飛行場で待っているはずの現地ガイドたちがいない。
探してみると、無残な死体になっていた。
ここには石器時代さながらの生活をする食人族がいて、彼らは生き残りのため、密林の中逃げ回り、サバイバルをしていくという内容。
「ロビンソン・クルーソー」のような過酷なサバイバル、「少年ケニヤ」のグロテスク版、小栗 虫太郎の「人外魔境」の非情な映画バージョンともいえるような作品で、筋といえる筋はありませんが、展開の良さで楽しませてくれる映画です。
展開が実に早くて良い。
状況を見せていくことで映画として面白さを出していくことから、後年の「ブレアウィッチ・プロジェクト」のような手法といえるかもしれません。
彼らが生き残れるのかどうかは映画をの楽しみを削ぐので語れませんが、食人族の捕虜になっている間の主人公の苦闘や、意外なロマンス(?)もあり、割と飽きさせませんし、エンディングは結構感動的でさえあります。
なお、公開当時は食人シーンのおぞましさなどが話題でしたが、現在の刺激に慣れすぎたホラー映画ファンには、それほどではないと思います。
残酷シーンは、通常のゾンビもの映画を見られる人なら大丈夫な程度です。
過去の映画評論雑誌などを見ると、酷評を書いている評論家も多いにもかかわらず、ホラー映画の紹介でははずされることがあまり無いというところから、何のかんのいっても大体の人が面白いと感じた映画だと思います。
(一部悪趣味なシーンもあるのですが)私も結構スリルを楽しみながら見ました。
食人族 てんこ盛り食人愛好家盤 [DVD]
になった記憶があります。でもインタビュー映像は面白かったです。本編でエッチシーンあったけど実際にフェイ役の女優さんから“エッチしよ”と誘われたという裏話にはちょっと笑ってしまいました。僕的には最後の食人族に服を脱がされ叫ぶフェイの姿が下品でかつ凄くエロく感じた!
Do It Again
音も良いし、曲数も14曲も入って、この値段はあまりにも安い。ジャケットのアートワークが今一つなのはあるけれど、デオダートに関しては、CTI時代のものやそれ以前のブラジルでの録音しか手元になかったので、このヴァーヴ時代(1974-1976)のコンピレーションは本当にうれしい。実際、CTI時代の延長線上にある音作りながら、もう少し落ち着いた大人になったデオダートといった感じは、今聴いても心地よく響きます。しかし、こうやって聴くと半数が自作曲で、実はデオダートってかなり良い曲を書ける人なんだなというのが、よく分かります。逆に他人の曲の方は、ネタがベタすぎたり、アレンジが大仰になりすぎていたりする面が目立ち、今聴くとちょっとと思うのもあります。