Ost: Wall Street
オリヴァー・ストーン監督『ウォール・ストリート』のサントラ。
スコア&歌曲の、全12曲。
映画本編では30曲ちかい挿入歌が使われていて
ガヤガヤとした印象ですが、
このサントラではブライアン・イーノの楽曲を中心に
いい意味で「こじんまり」とした構成になっていて、
マイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーの人生観が垣間見える
バランスのとれたアルバムになっています。
収録曲名とアーティストは以下のとおりです。
1.PRISON - Claig Armstrong(スコア)
2.HOME - Brian Eno & David Byrne
3.LIFE IS LONG - Brian Eno & David Byrne
4.SLEEPING UP - David Byrne
5.STRANGE OVERTONES -Brian Eno & David Byrne
6.MONEY - Claig Armstrong(スコア)
7.MY BIG NURSE - Brian Eno & David Byrne
8.HELICOPTER REVEAL - Claig Armstrong(スコア)
9.TINY APOCALYPSE - David Byrne
10.LAZY - David Byrne & Patrick Dillett
11.I FEEL MY STUFF - Brian Eno & David Byrne
12.THIS MUST BE THE PLACE (NA'VE MELODY) - Talking Heads
Random Walk Down Wall Street: The Time-Tested Strategy for Successful Investing
この本を初めて知ったのはもう20年以上前のことだろうか。それもそのはずで、第1版が出版されたのが1973年だと言う。
改めて目にしたのは去年のことだった。初めはおもしろかったら良いな、くらいの気持ちでは日本語で読んでいたのだが、余りにも鋭い内容に圧倒されて、それなら英語で挑戦してみよう、と途中で原書に変更した、と言うのが真実である。
John Bogle、Charles Ellis、そしてこのBurton Malkiel、と言ったらアメリカだけでなく、世界に冠たるインデクス・ファンドの創始者たち、と言うことになるだろう。今やキャピタル、フィデリティ、と並ぶ投資信託の大手となったVanguardだが、1976年にこの会社が始めた‘S&P500のインデクス・ファンド’は「インデクスと同じ成績を狙うなんてプロフェッショナルの仕事じゃない」とフィデリティから揶揄されたらしい。しかし現在ではこの‘S&P500のインデクス・ファンド’は全体で11兆円を超える世界最大の投資信託の一つとなった。
この本を読むまではテクニカル・アナリストを軽蔑していたのだが、ファンダメンタル・アナリストも大したことがないのだな、と言う事を認識させられた。そう、記憶に新しいハイテク・バブルの時にはファンダメンタル・アナリストが跳梁跋扈したのだった。そして彼らがサルと余り変わらない能力の持ち主だ、と言う事が最後に証明されたのだった。新聞やTVに出ているエコノミストやアナリストの予想がどのくらい当てにならないか、改めて列挙するまでもないだろう。そのうえ、どの株が上がるか的中させてみろ、と言われたら殆どの連中が逃げ出すことになるのではないか。
この本は言うまでもなく、金融業界で働く人間にとっても、またこれから投資を始めよう、と言う人にとっても有益な本だろう。アメリカ合衆国、と言う唯一のスーパーパワーが自分たちの失敗を中国や中東の資金を調達しないと穴埋めできなくなっている、と言う現実に直面すると、アメリカやヨーロッパ、日本等の先進国の株式しか組み入れていない投資信託よりも、新興国をも含めた世界中の株式をトラックする安価なインデクス・ファンドが誕生しないかな、と期待しているのは私だけだろうか……。
史上最大のボロ儲け ジョン・ポールソンはいかにしてウォール街を出し抜いたか
米国の土地バブルって、どうして弾けたの?
そもそも土地バブルはなぜ起こったの?
知りたいと思いつつ、解説書を読む勇気もわきませんでした。この本も、きっと難しい事をかいてあるんだろうなと、気にしつつも購入をためらっていたのです。
だって、経済の基礎知識がないんだもの。
数学が全くわからない人が物理学の専門書を読めないように、帳簿のつけかたも知らないわたしがあの事件の事がわかるはずもないと。
思い切ってVineプログラムで頼んでみて良かったです。
とにかく説明が丁寧で要領よく、基礎知識ゼロから読めます。当時の経済状況ばかりでなく、米国の社会情勢もちゃんと説明してあるので、あの狂ったような季節の熱気まで伝わってきます。
ポールソンは確かに賢い。でももしかしたら運が良かっただけかも? という、マネーゲームの恐ろしさも実感できました。
ウォール街 (特別編) [DVD]
今年日本で公開された『ウォール・ストリート』の前作に当たるものだが、やはり父と息子の関係がクローズ・アップされている。
しかも、チャーリー・シーン(息子)とマーティン・シーン(父)は、実の親子でもあり、演技が生々しい。
実生活でもリベラル派であるマーティン・シーンが、チャラ男の息子に向かって「金は厄介だ。生きていく分だけあればいい」と言い放つセリフにはシビレる。
全体的な完成度の高さでは、断然『ウォール街』に軍配があがるのは否めない。
ゴードン・ゲッコー役のマイケル・ダグラスも、この作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞している。
冒頭から若さと勢いに満ち溢れた、ヒューマン・ドラマである。
ウォール街 [VHS]
経済の中心地ウォール街、野心に燃え一攫千金夢見るまだまだ若造証券マンのバド(チャーリー・シーン)、カリスマ成金富豪のゲッコー(マイケル・ダグラス)、非情なまでのマネーゲームがスリリングに展開するサクセスストーリーにわくわくっ。栄光と挫折、束の間の夢、親子の絆。バドの父親役にマーティン・シーンがなかなかいい感じ、親父と息子っていいな~、実生活でもチャーリーは父親のマーティンに世話になりっぱなし(尻ぬぐいともいうべきか…)らしいが、本当にいいお父さんじゃないか~と感動しちゃった。ゲッコー役のマイケル・ダグラスはやり手の男をエネルギッシュに決めている、ファッションもばっちり!「ジュエルに気をつけろ」のあんな男を演るとはこの時は想像もしなかった。