未来惑星ザルドス [DVD]
低予算という縛りのせいであろうが映像的に見る価値のあるのは空飛ぶ巨大石造ザルドスの絵だけだ。あとは70年前半のB級映画の荒っぽい画面(テレビ版 猿の惑星ふう)。原始的な生活をしてる文字も読めない人類とガラスで隔てられた地区に、文明人(未来人)の町があって文明人が生活してるのだがなぜか人口密度の低い田舎の農村。そこに町並みから服・ヘアースタイルに至るまでブレードランナーのような未来的な映像のイメージは無かった。ただ不老不死を実現したと言葉で説明があるのみ。目で見ただけで相手を殺せるとか言われてもねー・・テーマは人間の暴力性やセックスを人工的(科学的)にコントロールすることの是非をとうことだと思うが。ドラマがないというかブアマンは人の心を表現するのが苦手なのがハッキリわかる。ベートーヴェンの第7、不滅のアレグレットが効果的使われてザルドスの荘厳さが表現されている。
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鉄道員
日本中に感動を呼んだ、映画「鉄道員(ぽっぽや)」の主題歌。ただし、この曲は「てつどういん」と読みます。歌うは坂本龍一・矢野顕子の娘:坂本美雨(みう)。儚さを湛えた、透明な高音が、幽霊となって現れた娘の声を思わせます。カップリングはヴォーカル重視の別アレンジ:Chamber mix と、A面のカラオケ。 娘を失くした日も、妻を失くした日も、忠実に職務を全うした昔気質の駅長。本当は誰よりも家族のもとに駆け付けたかった彼の思いが、冷気の中を伝わって行きます。作詞は奥田民生。ピュアな詞を書いても、やっぱ上手いですね。作曲は勿論、父・坂本龍一。 少し不思議な軌跡を描くメロディーは、映画を知らないと良さが分からないかも知れません。しかし、映画を見ると「この響き」の意味が分かるのです。映画のメイン・タイトルとしてはほぼ完璧だと思います。
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鉄道員(ぽっぽや) オリジナル・サウンドトラック
欲しいものが手に入り気に入っている。中古品でも品質が良く全く問題なしです。
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鉄道員(ぽっぽや) [DVD]
もう何回目?高倉健さんがお亡くなりになってしまったので、改めて見た。浅田次郎原作作品は基本的に「泣かせ」を狙って、見る方もわかっていて泣くために見るような作品ばかりなのだが。本作もその通り。まだ見ていない人もいるかもしれないので詳細は避けるが、孤独な(本当の意味で孤独ではないのだが)定年間近の駅長を演じる高倉健さん。上手い上手くないではなく、基本的に、そのまま高倉健さんらしい役どころと演技ではある。周囲を固めるのも、小林稔侍さん、大竹しのぶさん、奈良岡朋子さん...間違いのないキャストだ。志村けんさんも酒に溺れる炭鉱夫の役を好演している。まだ10代の広末涼子さんも、好演の部類だと思う。家族を愛しながらも、鉄道員としての責務を全うする主人公の姿を描いた物語なのだが、日本人にしかわからないよな。国鉄も、もう少し職員の休日休暇や、交代勤務について配慮しなさいよ...って感じ。国鉄マン一人一人のこの責任感を美徳としていた時代が確かにあって、その責任感が戦後日本の復興やら、世界に冠たる鉄道の正確な運行やら、事故の少なさやらを産み出す下地になっていることは間違いないんだろうけど。感動とは別のところで、「個人の良心に依存するような組織だから破たんするんだよ!!」と思ってしまったりもする。もちろん、プロの鉄道員としての矜持は持ち合わせていることが望ましいし、それが人の命に関わる仕事である以上不可欠でもあるのだろうが、この物語を100%の美談として祭り上げるには抵抗を覚えてしまう。監督、脚本、キャストの好演の価値を下げるものでは、ないのだが。
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未来惑星ザルドス
SF映画の名作は?ってアンケートをとっても、ベスト10に入ってこない作品だと思うのですが、私にとっては他の名作を押しのけてベスト1の作品です(^^;)少年時代に初めて見たのですが、この作品に出てくる、最後に朽ち果てて死んで行くシーンが心にグサリとささりました(;_;)「人間が永遠に行き続けるとどうなるか?」とういう、ある意味、陳腐なテーマを「生」の「暴力性」と「性」に注目して作った作品だと思います。お金が掛かっていない作品なので、今の映画見たいなCGは期待しないで下さい。でも、お金が無いなりに、映像は一生懸命作っていると思います(^^)好みが分かれるところですが、一回見といても損は無い作品だと思いますよぉ~(^^v)
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