スロトレ
すみません、筋肉がつくと書きましたが女性向けの本でしたね。
しかし、社内の男性にこの理論を合わせて説明したところ、
皆この本を購入、一様に「すごい!」と言っていました。
1人はDVDまで購入したとか。
この本のすごさは経験則だけでなく、「なぜこの理論なのか」を
明確にしてくれているところです。だからとても腹に落ちる。納得する。
著者は東大教授で、自らもボディービルダーとして名を挙げた方だそうです。
この方の主張は
「痩せたいなら筋肉をつけろ」です。
なぜなら、消費カロリーの多くは基礎代謝の量こそが重要だからです。
よく「有酸素運動をしましょう」とかウォーキングをしようとか
いいますが、「しょせんウォーキングをしてもおにぎり1個分
にもならない」というのです。
で、基礎代謝の量(普段ボーっとしてても消費するカロリーです)は
筋肉の量にほぼ匹敵すると。
だから、筋肉をつけるのがいいのですが、どうやったら筋肉がつくか。
それは、「無酸素運動」。
そして「血液に乳酸を出させること」らしい。
乳酸を出すために、世間では「加圧トレーニング」がはやっているが、
これはトレーナーがいない状態でやるのは危険。
ということで、「ゆっくり」「ノンロック(ひじやひざを伸ばさない)」
その他3つの基本を元に、トレーニングをします。
筋肉は作り上げるのに時間がかかるため、毎日やらなくてい。
やっちゃいけない。
これも楽ちん。
2-3日に1回、わずか2分ほどのトレーニングしかしていませんが、
腹筋は割れてくるし、胸もついてきたし、すっごいとしか言いようありません。
(あ、私男性ですが・・・)
体重も減ってきました。
基礎代謝、あげてきたらなんだか元気になってきたし、いいことづくめ。
今年読んだ本のランキング上位確定のいい本でした!
おすすめ!
純粋理性批判 上 (岩波文庫 青 625-3)
他のレビュアーの方も不満を述べていらっしゃるように、確かにこの翻訳は読みにくい。かっては日本のカント哲学研究の権威で吉田内閣で文部大臣も務めた天野貞祐博士の訳業があり、講談社学術文庫にあったが、現在は入手が難しいようである。篠田訳と天野訳、そしてできればドイツ語原典を入手し、合わせ読む環境を整えれば『純粋理性批判』の正確な読解に寄与すると思われるのだが。実はカントのドイツ語自体も決して読みやすいものではなく、世界的詩人で哲学者としてはヘーゲル左派に属していたハインリヒ・ハイネがカントの文体にケチをつけていたことを指摘しておく。実際原典に接してみるとやはり文体が複雑で、こなれた翻訳をするのは至難の技であると思われる。この点はヘーゲルも同様である。あ'''難解な『精神現象学』を読みやすい訳で仕上げた長谷川宏氏のような存在がカントにも現れれば、批判哲学に関心を持つ日本人にはありがたいことだと思う。