数あるヘンデルのフルートソナタ全集の中で、これほど集中力をもって聴き終えた記憶がありません。
ヘンデルが幼い頃に作られた作品もありますが、完成度の高さに驚愕したのもこの演奏があったからだと思います。
胎教やストレスの解消、効率アップなどなど、
様々な分野に及ぶモーツァルト効果をテーマにしたCDが、最近、いろいろあるようですが、
私は、このシリーズを大推薦します。
このCDをチェックされておられる方は、
おそらくトマティス・メソッドなどにも興味をもたれている方が多いと思いますが、
このシリーズは、まさしく、本家本元トマティス公認のモーツァルトのCDです。
以前、ワーナーから12枚セットが出てましたが、
おそらく、それはトマティスの名を冠しているが、
(選曲などを除けば)普通にモーツァルトのCDを聴くのと同じようなものだったと思います。
しかし、このCDを一聴して気づくのが、音質がちょっと違うこと。
特に高周波が、他のモーツァルトのCDより多く出ています。
その他、トマティスメソッドのいくつかが盛り込まれているようです。
「音質が違う」と言っても、普通に聴いて楽しめますから安心してください。
高音がスコーンと頭に抜ける感じで透明感がある音です。
また、他のモーツァルトのCDより、耳の奥に響くというか、体に染み込むような感じがします。
モーツァルト効果を本当に試してみたいなら、まず、このシリーズから試すのが一番だと思います。
それに、効果云々を別にしても、モーツァルトのある生活っていいものですよ!
モーツァルトのフルートと管弦楽のための作品を収録したアルバム。1984年の録音。ペーター=ルーカス・グラーフ(Peter-Lukas Graf 1929 - )はローザンヌ室内管弦楽団を自ら指揮してこれらの楽曲を1964年に一度録音している。
グラーフはスイス生まれ。20世紀最高のフルート奏者と言われている。私が音楽を聴き始めたころ、グラーフとランパルという2大フルート奏者がいて、古典的なグラーフ、現代的なランパルというような対比があった。今ではもちろん他にもオリジナル楽器を含む様々な録音があって、価値観も選択肢も多様になったと思うけど、それでもこのグラーフの演奏は人気が高いと思う。
当盤に収録されているモーツァルトの楽曲についてまとめておきたい。ここに収録された4曲のうち、オリジナルの作品はフルート協奏曲第1番とフルートと管弦楽のためのアンダンテのみである。「アンダンテ」は、これらの楽曲をモーツァルトに依頼したフェルディナン・ド・ジャンが、協奏曲第1番の第2楽章の別版を要求し、それに応じてモーツァルトが書いたもの。
一方で、フルート協奏曲第2番はオーボエ協奏曲を編曲したもので、「フルートと管弦楽の為のロンド」は「ヴァイオリンと管弦楽のためのロンドハ長調K373」を編曲したもの。それなので、フルートの音域をすべて使った、フルートらしさを満載した名作としては何と言っても協奏曲第1番を挙げることになる。モーツァルトがフルートという楽器を気に入っていなかったのは有名な話で、これは当時の楽器の音程の悪さが要因のようだけれど、ド・ジャンの好条件の依頼にも作曲はあまり気乗りしなかったと伝えられる。それでいてこの「名曲」を生んでしまうあたり、天才の「底のなさ」を推し量るものだと思う。
グラーフのフルートの音色はとても落ち着いている。旧録音では、グラーフの指揮スタイルがややソフト・フォーカス気味だったのだが、この84年の録音では、(録音技術の進展ももちろんあるのだけれど)レッパードの指揮がむしろシャープな面を持っているため、フルート・ソロの音色の特徴がよりはっきりと出ている。また、低音の安定感も特筆できる。協奏曲第2番は、原曲のオーボエ協奏曲が名曲なだけに、フルートならではの音の抜ける感じを強調したいところだと思うが、グラーフは特にこだわりを持たず、落ち着いた風格を感じる音楽に仕立てていて、まるではじめからフルートのために書かれた音楽のような自然な安らぎを感じさせてくれる。
届いてから毎日聴いています。 どれも心和やかに静かになり、癒されます。 胎教にもよさそうですし、単純に、癒しBGMとしてずっと使えそうです。 何より、5枚でこのお値段なのが満足度アップです。 買ってよかったです。
トマティスメソッドに興味を持ち、購入しました。
子供の為に良いと同時に、親のストレスも癒される。これって重要ですね。
心がほぐれていくようです。
クラシックにとくに詳しくはないですが、知ってる曲も多く、楽しめます。
時々高音が強調される?のが良いのではと思います。
トマティスはフランスの耳鼻咽喉科医師で博士。
子供たちの注意散漫や多動、無気力などは、聴覚過敏が原因であることが多く、音の攻撃に対する防衛反応だそうです。
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