強くなりたい草野球チームを率いているので大変参考になった。確認やカバーなどの意味を論理的に説明してあり、チームメイトにも読ませたい内容となっていた。
どの監督さんも、まず技術以上に人間性を育てることに重要性をおいていることに感動しました。野球は、心のスポーツであることを、改めて実感した一冊でした。
これは当時小学生の眼にはかっこよかった。特にはじめに死んでしまうヒバちゃんの兄役の峰岸隆之介(現 峰岸徹)はかっこよかったです。川津祐介も出ていて、子供心にも豪華でした。1972年当時の750ブーム最高でした。
この本を読み、“両親のありがたさ”、“民族の大切さ”、そしてなにより“いま自分が生をいただいている奇跡・ありがたさ・責任”というものを体に染み込こんでいくように感じた。
特に102ページからの“小林多喜二とそのお母さん”のお話は涙が止まらなくなった。改めて“母の偉大さ”を感じ、いまの自分と重ねると、いかに自分が甘えているかを痛感した。親から“してもらう”ことばかり考えていた自分に直面し恥ずかしかった。
いま世間では本当に信じられないような事件が頻繁に起こっている。その原因のひとつに、この本に書かれているようなことを知らない大人と子供が増えてきているからのような気がする。
時代はいま、ものすごい速さで流れている。その中にあって『新しいものの全てが良いもの、古いものの全てが悪しきもの。』という風潮を感じる。『日本の良き伝統って何?』と聞かれたら、胸を張って即答できる人はどれくらい居るのだろうか。大切なことを伝え、分かち合っていく。その土台の上に新しい知識をつけていければと思った。
この本との出逢いは、私にとって1人の恩師との出逢いに匹敵しました。
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