メイキングもふんだんに収録されていて、ただのシングルクリップに おさまっていないのがいいです。特に「Wait&See」の画像が個人的に 気に入りました。値段的にも手頃で、手離せない1枚となります!
表紙・背表紙は黒で、横や上から見ると紙の部分が赤に塗られていてすごくかっこいいです。 エミリーと猫たちのシュールでかわいいイラストがどのページにも登場して得した気分です。 使うのがもったいないくらいです。
初めて宇多田ヒカルの曲をレンタルして聞きましたが 初め曲名見て どんな曲やろ?って思うの沢山あったんですが 聴いてみたら CMなどで聴いた事ある曲ばかりで、「あっ、この曲 知ってる!知ってる!」って曲ばかりでした。そして宇多田ヒカルの歌声は聴いてて心地いいです。買ってみて まず 後悔しないんじゃないでしょうか?
映画の衣裳を作っている人をあなたは意識したことがありますか?
トップスタイリスト、衣裳デザイナーとして数々の衣裳を手掛けてきた北村道子さん。
一番新しいものだと「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」の衣裳を手がけたのが北村さんです。他にも「メゾン・ド・ヒミコ」や「アカルイミライ」など二十本以上を手掛けています。
この本の前半は北村さんによる衣裳の写真が収録されており、作品集を見るような感覚で彼女の手掛けてきた映画衣裳がたどれます。写真は高柳悟氏によるもので、つい見入ってしまうような美しさ。
浅野忠信、オダギリジョー、伊勢谷友介、松田龍平を始めとするそうそうたる面子が登場します。
役者達が身にまとっているのはあくまで衣裳であり、ときに奇抜であったりするのだけれども、着せられている感が一切ないな、と思いました。
特に私は岡元夕紀子さんの着物姿にうっとりとしました。
写真だけでもかなり満足でしたが、後半のロングインタビューが何しろ濃いです。彼女の服に対する思い、衣裳術はもちろんのこと、生き方や思考に触れられます。
北村道子の肩書きはスタイリスト、衣裳デザイナーだけれども、北村道子という人自身は、同時にクリエイターであり、アーティストであると感じました。
北村さんの世界が詰まった上品で豪華な本です。
今まで北村道子さんの存在を知らなかった人にも楽しんでいただける内容です。
少女の名前がなぜエミリーなんだろう、と思ったとき、ふっと思い出したのは米国のふたりのエミリー。そのうちのひとりの名前が、ある頁にニスで(透明インクじゃありません)刷り込まれていました。Emily Dickinson (1830-86)。詩人ですが、今でいう「ひきこもり」の生活を続けた女性で、作風が個性的。俳句や短歌みたいに語数が極度に少なく、破格で韻律にこだわらず、思いがけない比喩に満ちています。死を主題にした作品もけっこうある(全部知ってるわけじゃないので)ようです。 もうひとりのエミリーは"A Rose for Emily"のヒロイン。フォークナーの小説ですね。あれは怖い。これも死。で、少女エミリーとどう関係あるんだと言われると、わかんないんですけれど…。 本としての完成度は赤い表紙の前作より高い。絵もうまくなってます。ニスの使い方も手慣れた感じがします。デザイナーや出版関係の人にはこちらの方がおすすめ。自分ならここはこうするけどな~などと考えながら見ても楽しい。
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