この全編に漂う孤独と退廃の風。 ああもう何てか、たまんないモノがあるよ…。
個人的にずっとこのまま突き進んで 孤独に負けて自害すれば、 シグルイ並の良作品になることうけあいだな。
さすがにそれじゃ打ち切られるし読みきりにすれば無問題か。
後半でその風はどっかにピュ〜って行ってまうけど。
動地(ラスボスなのかな?)が今んとこチート過ぎて 今の覚悟じゃ勝てる要素まるでなし…。 ってか猛とのバトルじゃほとんど防戦一方だったし、
体術のみの相手に、 ピストル使ったり刀使ったり握手すると見せかけて腹パンしたりするし…。 しかも相手に与えたダメージほとんどないし…ってか倒せてないしorz
たいして強くもないし、かといって弱くもないしなんともハンパ雑魚っぷりを露呈する主人公……卑怯? 死人に口なしだよ。ようは勝ちゃ〜いいんだ。
万次ばりに、勝つために手段を選ばない覚悟に、親近感湧きまくりな俺(笑)
ラストは動地に立花を寝取られオマケにボロ負け完全敗北したあげく、 何も成せぬがまま絶命するオチがみてみたい…。
ウソウソ!ハッピーエンド万歳!!!!
全然感想になってないな…まぁいいや!
戦友との死闘、苦悩と葛藤を描写してきたシリアスな1・2巻とは打って変わって、 ヒロイン(?)の六花を中心としたコミカルでシュールなギャグが描かれる。 山口貴由御乱心か、はたまた迷走か。否、是こそ若先生の真骨頂なり。
旧作覚悟のススメや悟空伝のような、どこか懐かしいノリを味わうことができます。 当然ギャグばかりでなく、魅せるべき場面ではちゃんと魅せ、伏線も抜かりなく回収し話を展開させてますので、その点はご心配なく。
一応とち狂った内容ですが、覚悟初期以前の強烈さはさほどありません。これでも。 シグルイ以前の山口貴由を知るのに手頃な本でしょう。
こういうコアなファン向けアイテムはWEB限定でも仕方ないと思いますが台座の台詞の字が間違っていたりどうにも詰めが甘い印象です。
覚悟の頭部はサンプル画像の物とは別物で全く似ていません、エッチング製の眼鏡もしっかりと装着されずにポロポロ落ちます、しかもいとも簡単にひん曲がります。
腹部、腕部包帯は原作通りに作ってありますが血の痕が無いので非常に淡白です。
左右赤熱化ハンドは通常の零にも装着可能で遊べる仕様ですが各パーツがポロポロ外れ易かった所は改善されていません。
ファンの方は通常受注で手に入れているかもしれませんが手に入れ損なった人はもう少し価格が落ち着いてからでも遅くは無いと思います。
「覚悟のススメ」完全保存版第5巻、最終巻です。
覚悟と散との最後の戦いが熱く熱く描かれています。
少年チャンピオン掲載時から数えて何十回読んだか知れないのに、読むたびに発見があり、読むたびに感動があります。
本巻で特筆すべきは、単行本未収録だった「覚悟のススメVOLTEX」もオールカラーで掲載されている点です。
「零」を装着した覚悟の絶体絶命の危機を救った緋色の覚醒式強化外骨格「雷電」。
その「雷電」を装着する黒須京馬がライダー2号を思わせるたたずまいで熱い!
(覚悟に向かって)「僕はあなたを尊敬している」
なんて台詞が自然に口にできる素直さもよし。
巻末には山口先生のインタビューが掲載されています。これがまた熱いのです。
(「覚悟のススメ」を)
「まずは読んでみて、『これ凄い』と思った。」「『これ描いたやつスゲー』と思った。」、
(10年以上前の作品である「覚悟のススメ」について)
「よく作家は昔のものを恥ずかしいと言うけど、昔の見ても全然そんな思わないし、今より凄いと思うもん。もう出来ないと思う。」、
と断言する山口先生をこれまでも、これからも尊敬いたします。
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