この本は富山県の精神科医が公立病院勤務の定年後、第2の人生 を中学校や小学校のスクールカウンセラーと決めて描かれた随筆 風エッセイです。精神科医としての著者の長い経験が中学生との 対話に生かされる時、著者の真摯な態度に若い魂が呼応して響き あう感動は胸を打ちます。・・ ある中学校で行われた著者の講演に対する中学生女子の感想文 「先生が中学生の頃、戦争が終わり、日本には何もなくて、これ からどうするのかと人々が希望を失っていて、とても苦しい生活 をしていたことがよくわかります。けれども、希望もない中で少 しでも良くなるようにこつこつ働いていた当時の人はすばらしい と思いました。日本が現在のように発展した国になっているので 苦しいことに立ち向かい、一生懸命やることによって、未来につ ながることがわかリました。・・苦しいことに立ち向かう勇気を 持つと、良いと思える人生を歩んでゆけると思いました」
夫(堺雅人さん)を陰で支える妻(寺島しのぶさん)がとてもすばらしかったです。
レイプされ自殺した女性を見て落ち込む堺さんとしのぶさんのやりとりは感動もの。
最初に爆発した男の子、足の怪我だけで良かったです。演技も上手でした。
問題の質がいいです。がしかし、訳が悪すぎる。。。。
まるで、大学受験生が訳した、英語の模試の下線部訳のようです。。。
もちろん全部が全部訳がひどいとはいいませんが、読みにくい。。。
問題は☆5個ですが、訳が☆1個なので間をとって☆3個にします。。。
OSCE対策の本としてかかせない教科書です。 図がとても多く見やすく分かりやすいです。また国試に直結しており、各項目に関連した既出問題を掲載してあるので、国試対策もバッチリですよ。
最適の書の一つではないかと思う。精神科医療というと身体科に比べ、診察・診断に医師の個性が色濃く反映されることがよくあり、それが悪いわけではないが、初学者にとっては何が良いのか分からなくなる恐れがある。本書は近年のDSM-IVによる操作的診断基準を意識した構成でそれを診察・診断にどう生かすかを他書にはないエビデンスという切り口で解説している点で面白い。ただし統計学的な解説は初学者には難しい印象は否めず、ナラティブについては冒頭で少し触れている程度になっていて不満が残る。5年目以下の精神科医には一読の価値がある。
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