渡辺温(1902年−1930年)は、ミステリー作家・コント作家・脚本家といった多彩な顔を持つ作家で、簡単に入手できる彼の著書は、これまで博文館新社の『叢書新青年 渡辺温』だけでしたが、昭和モダニズムを懐メロ的に採り入れた感じの装丁・レイアウトがどうにも不満でした。でも、もう一つの彼の作品集・薔薇十字社版『アンドロギュノスの裔』(1970年)は、出版当時でも少部数しか出回っていなかったはずの本で、いまでは希少・高価な部類の古書となっていました。
ですので、1年ほど前、書店の平積みの新刊本の中に、薔薇十字社版と同じ書名で、洗練された装丁の本書を見つけたときは、少し胸が高鳴って、すぐに読まなくても取りあえず…、と手に取って(以前、平井呈一氏の『真夜中の檻』を買い損ねた失敗もあって)、レジに向かった次第です。本書は、単行本未収録の作品も発掘するといった意欲的な編集方針による渡辺温の初の文庫版全集で、夭折した作者の600ページになろうかという作品の分量に驚かされます。
さて、渡辺温の代表作は、各種アンソロジーを見ても、「父を失う話」「可哀相な姉」「兵隊の死」の3作品ということで衆目は一致するでしょう。このうち、「兵隊の死」は、着眼点の面白さが生命のショート・ショートですが、残り2作品は、メルヘンチックなうわべとは別の意外に難解な作品で、長い間考えていますが、いまだに明確に解釈できないでいます。
「父を失う話」は、わずか6ページの短編小説で、ある朝、髭を剃り、新しい麦わら帽、赤色のネクタイのいでたちの青年紳士である父に連れられて、10歳違いの息子(?)が波止場に行きますが、だんだんと親子関係がアヤフヤになって、父だけがサクソニヤ号という船に乗って颯爽と去っていくという、だれもが呆気にとられるシニカルなストーリーの作品です。謎の父の正体は、出奔の欲求が抑えられない主人公の少年の<10年後の自分>といった趣きがあります。 一方、「可哀相な姉」は、聴覚障害者の姉が身を売って、弟である主人公を育てますが、成長して大人になった弟が、つけ髭をつけて恋人とデートするようになり、ついには邪魔になった姉を罠にかけて裏切るというピカレスクな短編小説です。コミュニケーション障害を逆手に取ったかたちのラストには批判もあるはずですが、作者の主眼は、親のような姉との間に生じた弟の葛藤を描くことにあります。
両作品とも、<髭>がキーワードになっていて、強引な総括ですが、<大人になることは、親の血と肉を食べることと同じだ>という子ども側の苛立ち・哀しみをシュールな筆致で描いたものだ、と取りあえず理解しています。渡辺温のその筆致には、大人になれない、ニセの<髭>をつけた永遠の少年が書き散らしたような才能のきらめきがあって、それが彼の独特な魅力となっています。
デザインがとても気に入り購入しました。 箱から出して見た目は問題なく予想以上に素敵なものでした。 しかし、アラームの針をセットするための表記がなく 正確な時間でアラームをかけられないのが残念です。
・初めて基礎体温を測る
・高価な高機能の体温計を買う勇気がない(継続できるか自信がないから)
・短時間で計測できるものが良い
こんな私にはこの商品が合っていました!
他のレビューにはボタンが押しづらいとの記載がありましたが、私はそんなに気になりません。
色も派手すぎず、かわいいです☆
前回値が出てくることが便利。
体温計自体に記録できるものがいいかな〜と迷いましたがネットで調べれば、
基礎体温・体重管理・排卵日お知らせ・などが出来るウェブサイトがわりとあります。
体管理を意識出来てダイエットにもなりそうなのでこれから活用します!!
「火災報知器設置義務化」に伴い、このシリーズを各種取り混ぜて購入しました。 台所など、煙や濃い水蒸気の出やすい場所では「煙感知式」では誤動作してしまう可能性が高いので、台所用には「熱感知式」を導入しました。
動作テストにと、ガスコンロにかけている鍋の上に数秒かざしてみたところ、見事に鳴りました!(笑)
以下は、このシリーズを通して言える感想です。(他の関連機器のレビューと重複しています。ご了承下さい)
▼良いと思った点
・前モデルと比較して薄型となって目立たず、設置してもあまり気にならない。
・大きな警報音&声で火事を知らせてくれる。火事が出た部屋以外の報知器は「他の部屋で火事です」と喋るのも芸が細かい。
・電池寿命約10年と長く、電池交換出来るので10年を超えても使用出来る。
・電波の受信状態、電池切れ、故障のセルフチェック、等、「気が付いたら作動していなかった」という事が無いように良く考えて作られている。異常があったら「音声メッセージ」で内容を教えてくれるのも良い。
・生産終了した前モデルと混在してのワイヤレス連携も可能。
▼悪いと思った点。
・電波到達距離は約100メートル、となっているものの、前モデルのようにアンテナが外に出てないせいか、やや感度が悪いように思いました。(電話の子機などは通じる部屋で「電波が受信出来ません」とワイヤレス子器に言われた時は泣きそうになった…。自分でアンテナ付けて事無きを得ましたが。 ← 改造は自己責任で! 保証対象外です!!)
…うちの場合、合計9台を設置しましたが、どこの報知器が反応しても数秒(条件によってはもう少しかかるらしい)で全部が鳴り始めるので、家中がもの凄い事になります(笑)。 熟睡中でも一発で目が覚める事請け負いですね!
ワイヤレスでないタイプは価格で1/3程度と安いですが、出火場所と寝室が離れていたりすると熟睡中にすぐ気が付かずに手遅れになる危険性がありますので、なるべく「ワイヤレス連動タイプ」を選択しておく事をオススメしますよ!!
DVDを見るまでは、正直「どーなんだろ?」と不安でしたが、私も結構はまった一人です。
漫画とは全く違うステファニー演じる史緒に「????」と思ってましたが、満島ひかりの萌役はイメージ通りバッチリだったし、やっぱり「SONG FOR YOU」から「おおおおおおおっ!」と、ぐぐぐっとのめりこんで行きました。
音楽がとても良いんです。よくこの曲を歌わせたと思う。そして散々言われているステファニーの史緒ちゃんと渡辺大クン演じる蘭丸クンのぎこちない演技はかえって私は好きです。ストーリーの途中のぎこちないキスシーンも二人とも綺麗だから「ま、良いかな〜」と思った。何よりSRMの音楽をよくこんなに素晴らしく描いたなあ〜という感動の先にたちました。そして、エンディングも、映画が公開された時点では漫画はまだ終わっていないのに「あの終わり方はなかなかgood♪」と思います。
漫画とは違い、さらっと見るのに凄く楽しめる感じがした。私の中に漫画と映画の二つの「PRIDE」があって、それが両方楽しめたから、やっぱり☆4つかなあ・・・。オペラ対決シーン、「プリマドンナ」のシーン、史緒が婚約者の神野クンの家に行くシーンなどなど・・・結構面白かったです♪神野クン役の及川光博とプリマドンナママの高島礼子はどんぴしゃだし、脇を固めるのがジョン・カビラ、キムラ緑子、由紀さおり、五大路子、長門博之・・・と一寸異色の手堅い配役で、面白い一本だと思います。
時々見直して、音楽を楽しんでます。
画像も割と透明感があって好きだな。。。
でも、確かに監督さんたちの音声解説は要らなかったかも・・・。くどかったかな?(苦笑)
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