セクシーな脚線美とエレガントな足取り……この語り尽くされた名盤に物申すのはいささか気が引ける。しかし、本アルバムが誕生して今年でちょうど50年になるのを祝し、同じ頃に生まれた者としての愚見を述べてみたい。
本作を知ったのは今から30年近く前の学生時代。当時はフュージョン全盛で、いささかヤワなエレクトリックサウンドがジャズ喫茶でよく流れていた。そのあとに、誰かがリクエストした「Cool Struttin’」が大音量で鳴り出せば、店のムードがガラッと変わったものだ。
ジャズの熱気と哀愁を凝縮したスリリングなサウンドは室内の空気をビリッと切り裂き、甘ったるいムードをあっさり粉砕。それはまるでジャズとロックの境界あたりをうろつき逃げた“挙動不審者”を、ジャズの王道を行く猛者が迫って組み伏す場面を想像させた……。
月日は流れ、齢(よわい)50歳の〈壮年アルバム〉。そのパワーと魅力は健在だ。たまに取り出して聴くたびにもぎたて、取立ての新鮮な味と香りが漂い、そこに賞味期限はない。そして、作品が心に木霊(こだま)を残していて、心の中で成長したのだろうか。かなり以前から4曲目(本来はラストナンバー)に魅了されている。
「Deep Night」……バド・パウエルがジャズクラブで弾いているのに触発され、ソニーがレパートリーに加えたという一抹の悲しさをたたえた美しい曲だ。
ソニーがテーマを独奏。そのままアドリブに入り、都会の深夜に思いを寄せるかのように、独特のリリシズムでメランコリックな情感を歌いあげる。孤独な資質の哀しいまでの結晶を思わせる演奏だ。フィリーが絶妙なブラシでサポートし、続くファーマー、マクリーンもメロディアスなソロをリレー。1、2曲目の熱気と華やぎの余韻が冷めやらず、もうひと燃えしようかという意気込みを感じてしまう。
……本国では路傍のジャズマンに過ぎぬソニー・クラーク。普通のアメリカ人ジャズファンからすれば、我々が集めている彼の作品など道端の小石のようなものだろう。しかし、我々の心の泉に投げ込まれた小石の波紋は、今も揺曳している。泉に落ちた寂しい小石の音を、我々はふと思い出してしまうのである。
円安の今となっては、こちらを選択するメリットはなさそうですが・・・。
環境: iMac OSX 10.8.2 ARIA 1.0.6(最新は別途ダウンロード) ・接続(必ずマニュアルの指示に従うこと:ネット上に日本語マニュアルがあるので必ず読みたい) ・USB未接続にして、まずARIA起動。 ・ARIAのConfigurationのセッティング(最低限、 MIXのchannel,音源(default=empty) Configurationの SettupControlsのBreath Gain,Bite Gain,Bite AC Gain(Default=0) PerformanceControlsのTranspose(Default=C),Fingering ・USB接続(EWIの緑のLEDが点灯しなかったら、EWI側のコネクタを入れ直す) ・接続時は、キーとマウスピースには一切手を触れない。 ・再びARIAの今度はPreferenceで、Akai Professional LLC,EWI-USB(IN,OUT)の2つのみチェックを入れる。 ・以上で接続完了 ・(設定の保存と読込は動作しない・・・) ・終了時は逆に、ARIAを落としてから、USBを外す。
・Garagebandとの連携は、音源の編集で、ジェネレータがドロップダウン中のEWI USBに設定することで行える。 所感: ・キーはメカニカルに押し込むのではなく、触れるだけで音が出るので注意。運指以外のキーに触れてしまうと音が変わる。 ・実際のサックスなどのリップでのオクターブのコントロールは、EWIでは左手親指で4つのローラーの上を辷らせてコントロールする。2つのローラーを同時に触れている状態もあり得るので、少し微妙。(リップでのコントロールよりは格段に簡単だが) ・マニュアルの運指が間違っている箇所有り
・最初、マニュアルをよく読まずに、接続の手順で、はまった。指示通りにしないと、ARIAが頻繁にフリーズして往生した。 ・akaiの電話サポートは親切です。(B♭で音を出す方法を教わりました)
この時期のマイルスといえばプレスティジのマラソンセッションとして有名な4部作があるが、同時期のCBSにおける代表作。とりわけ標題曲であるセロニアス・モンクのRound About Midnight はビ・バップ時代からの名曲だが、ノン・ビブラートによるクールなミュート・トランペットでこれほどモダンに再生したのは、マイルスのセンスのよさ以外の何者でもない。コルトレーンというほとんど無名に近かったテナー・サックスをフイーチャーし、ガーランド、チェンバース、フィーリー・ジョーという黄金のリズム隊によるオリジナル・クインテットは50年代後半のモダン・ジャズシーンのベーシックを確立する。All of You、Bye Bye Blackbird、Dear Old Stockholm といった歌ものやバラードのロマンティックな選曲とジャケットのモノトーンかっこよさは50年代ジャズの醍醐味を伝えてくれる。
ドラマ「坂の上の雲」OST第二弾です。
第一枚目のアルバムが交響楽の様な楽曲編集ならば
今回は純然たるサウンドトラックとして作られたアルバムでしょう。
第一曲目の「少年の国」は第一部のラストでも良く流れていた曲で
トランペットが高らかに凱歌を歌い上げるような名曲です!!
第一部に使用された未収録曲はどれもOSTとしては名曲で
オーケストラを熟知した久石さんならでは奥行きの深さを感じます。
さて、第二部(まだ放映されていない(汗)の楽曲ですが
やはり純然たるサウンドトラックとして作曲されたものです。
近代国家として立国した日本の前に立ちはだかるロシア。
真之、律、季子(真之妻)、…そしてロシアとの戦で離れ離れとなる広瀬とアリアズナ。
スラブ風楽曲あり、ロマンチックなメロディの「慕情」あり
圧迫していく情勢の中、開戦に到る少し陰鬱な物悲しいメロディが続く。
ラストの「Stand Alone」は
第一部のサラ・ブライトマンさんから森麻季さんに代わっています。
第一部と比べて少し大人びているイメージの曲になりました。
第一部が「青春の国 日本」なら、
第二部は「円熟した悩める国家、日本」なのだろうか?
第二部放送が楽しみです。このCDもおススメします。
ビオラ奏者である私は、トランペット奏者である美しいポーランド人の妻とロンドンで暮らしていた。ある日妻がトランペットを残して突然姿を消す。手がかりを求めて妻宛のメールを見ると、妻をリオへ呼ぶメッセージとかつての恋敵の名前が。私は妻を捜しに南米へ旅立つ・・・。 物語の展開が速くて、思わず引き込まれて読んでしまいました。男性は、つい高嶺の花である美しい女性に惹かれますが、最後にはいつも身近にいてくれた心優しい女性が自分にとって本当に大切な人だったと気づくのですね。
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