PS時代以降、イマイチぱっとしなかった「探偵神宮寺三郎」シリーズ。そんな中で「久しぶりに私が好きだった神宮寺を見た!」と云う気持ちになれました。
新宿という馴染みの街を舞台に展開される事件は、一つの悲しい出来事を経て大きく動き始めます。誰もが傷付くだけだったかもしれない事件。誰もが苦しんで終わるだけだったかもしれない事件。その事件の最後に光が射したのは―――最後まで彼女との依頼を果たそうとする、最後まで彼を救おうとする『探偵・神宮寺三郎』の存在があったからだと思います。
「夢の終わりに」「灯火が消えぬ間に」が好きな人にはお勧めの作品です。
「新宿の亡霊」に続く小説シリーズ第2弾。
長年「神宮寺シリーズ」の雰囲気が好きで、ゲームにはまった人に超お勧め。
小説ならではの心理描写に味わいがあり、何といっても、著者(小高氏)の神宮寺に対する愛着が伝わってくる。
神宮寺が神宮寺でいてくれる楽しみを永遠ならしめる作品群にしてもらいたい。
夜中に水割りを片手に読み耽りたい一冊です。
神宮寺シリーズの小説を初めて買いましたが率直にいいですね。
自分でJAZZのCDをセットしコーヒー片手に読み込めばゲームでお馴染みの雰囲気に浸れます。
登場人物 神宮寺・御園・熊野ら個性的なキャラも、イメージそのままに生き生きと描かれてます。
この小説は活字の間に隙間がある為、小説慣れしてない人にも見易く入りやすい状態です。
ただ本のサイズが小説としてはやや大きいと感じました。
個人的には内ポケに入り手に馴染める文庫サイズでもう少しお安く出してほしかったです。
新宿という街がとてもいきいきと描かれています。読んでるうちに、自分の頭の中で地図が出来上がり、臨場感たっぷりでした。
皮肉たっぷりに相手を諭す神宮寺が格好いい。
ただ、おなじみのキャラがあまり活躍しないのが残念。
星3つか4つか、非常に微妙な所です。 「灯火」「夢の終わりに」のワイド版ムック本で既に初出のカラーイラスト再掲載も多く、特大判サイズにしたが為に高額になってしまった本誌代。 しかし、特大版サイズで再掲載分のイラストを楽しめたり、PS2関連のカラーイラストや歴代神宮寺タイトルの詳細設定集、各ソフトの最短ルート掲載等、神宮寺ファンならではの見所も満載。 何より、中々出されない久しぶりの「攻略本名義ではない神宮寺関連本」という点では注目出来ます。 表紙がKind of blueの缶コーヒーに使われたイラスト。分かる人には分かるこだわりが嬉しい一冊。
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