「風の盆」に行く計画をたてて、その準備のためにイメ−ジを膨らまそうと このCDを購入しました '@ 若林美智子さんの胡弓独奏 'A 男声と女声がおわらを唄う(5部) 'B 胡弓と三味線の二重奏 という構成が素晴らしいです そして、夢をいっぱいに膨らませて行った現地で・・・ 何と、若林美智子さん率いる若林社中の皆さんの町流しに遭遇したのです! それはもう夢幻の世界でした 若林さんの胡弓の調べが体に溶け込んできます
夢から覚めて、今日もこのCDを聞いています さすがに、現地で本人が奏でるおわら節には雰囲気で叶いませんが 目を閉じればまた夢幻の世界が広がってきます
日本で一番難しい民謡、と言われる唄も素晴らしいです 車で聞くために、キズをつけてもいいように 自分用のコピ−を作りました
これはもう私の宝物です!
最近、中国の二胡奏者の活躍に加え、女子十二楽坊がブレイクしたので胡弓という楽器が以前より注目されていると思いますが、大陸伝来のこの楽器を日本の音律に完全に組み込んだ曲といえば「越中おわら節」でしょう。 うまく唄うのは至難の曲だと思いますし、やや難も感じます(特に女性の方)が、谷間の寒村の雰囲気が十分味わえるCDです。 特に若林久義さんのややピッチが高めの微妙なビブラートを効かせた演奏は、「月の光とそれを映す水、そしてその面が風によって様々に波立つ」情景を浮かばせてくれる名人芸です。この胡弓の価値を持って他の欠点を補って余りあるので星5つとします。
あぁいいなぁと思うCDには何か発見がある。かねてよりおわらの胡弓弾きとして名声高き若林のこのCDはどうか。流石に独奏及び唄入りの越中おわら節は素晴らしい。が、良くも悪くもおわらに始まりおわらに終わり、おわらを超える演奏がついに聞けなかったのが淋しい。
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