桜子の世間体に翻弄されない意志の強さは、毎朝心に響きました。 個人的にはジャズを楽しむシーンや、桜子のプロポーズと結婚式の場面が好きです。
総集編で2枚にしか収めてくれてないですが、桜子の生き様や女性としての強さ、幸せを丁寧に編集してくれるといいのですが。
本屋に上巻がなく、しかたなく下巻から読み始めた。しかし、1ページ目の1行目に目を落としたとたんに、止まらなくなった。登場人物たちが動く、気持ちがわく、風景が見える。語りの仕掛けも巧みで、物語の奥行きと広がりは尋常でない。読後、私のこころのなかにも「火の山」があることを知らされた。すべての日本人のこころの底で、赤いまま活動を停止しているマグマに熱を与える力が、この小説に宿っている。
スローテンポな名曲ばかりです。奏者の非凡な才能を感じます。お勧め。
が温かくて好きです。普通のハッピーエンド(みんなが幸せになってめでたしめでたし)よりも少し悲しい方が心に残ると思います。悪者がひとりもいなくて恵まれ過ぎているヒロインだっなら、共感できないので。あの時代ピアノが家にあるのは恵まれていると思った。
ついに戦争の影が「桜子」に迫って来るDVD-BOX第2巻。‥音楽学校の試験での挫折。そして戦争によって達彦との絆も絶ちきられ様としている。‥達彦との別れまでの残り少ない時間を共に過ごそうとする桜子。‥宮崎あおいの「憂い」を帯びた演技が素晴らしい!「達彦さんのことが一番大事‥!」そう気付いた後の桜子の表情の変化を「ここまで自在に表現できる」宮崎あおいの底力には本当に驚くばかりだ。‥同世代の「実力派」と呼ばれる女優達と較べても、彼女の演技は「頭一つ飛び抜けて」いる!特に達彦に対する「一途な想い」を演じる時の彼女の「熱い演技」は観る者を惹き付けずにはおかない。何が彼女の感性をここまで突き動かすのか?‥達彦との駅での別れのシーンの後に、宮崎あおいの「結婚」の報道を耳にした。7年に及ぶ「一途な愛」だったらしい‥。なるほど「この恋」あっての「あの演技」。桜子の達彦への「想い」を彼女自身の「一途な愛」と重ねていたのかも知れない。桜子と達彦の様に「戦争」によって「想い」を引き裂かれる事は無いでしょうが、宮崎あおいさんには桜子の様に「一途な愛」を2人で育んでいって欲しく思います。‥「お幸せに!」
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