この最強のお二人がヒッチコックを語りつくすというのですから、これは購入しないわけにはまいりません。まだ、私は未購入。しかし、この内容で、この出版社で500ページ近い本がハードカバーで出せないとは……。映画本が売れないという噂は本当なんですかね。ただ、山田さん、トリュフォー関連の書簡集や遺稿集の翻訳を忘れないでください! 私は必ず買いますから。
筋立てのよさ、テンポの速さ、ロケシーンの見事さで ヒッチコック作品群の中でも最高ランクの作品である。 まずスパイ事件に巻き込まれる設定の主人公のケーリー・グラントがいい。 一見、堅物2枚目、実はおっちょこちょいで面白い。 ユーモラスな仕草が度々出てくる。 大平原のバス停で道を挟んで見知らぬ男と向き合うシーン、 続いて飛行機に狙われ、トウモロコシ畑を逃げ惑うシーン、 ラストのラシュモア山の歴代大統領の巨大肖像での格闘シーン、 印象深い。 サスペンス、アクション映画好きには忘れられない名作である。
【吹替え】はもちろん収録されてます。(モノラル)
【映像特典】
「ケイリー・グラント:名優の肖像」(87分6秒)
「ヒッチコック・スタイル」(57分28秒)
「メイキング」(39分25秒)
「不朽のラブ・サスペンス」(25分29秒)
「スチール・コレクション」(5分52秒)
「TVスポット」(1分4秒)
「オリジナル劇場予告編ヒッチコック版」(3分16秒)
「オリジナル劇場予告編」(3分13秒)
【音声特典】
脚本家アーネスト・レーマンによる音声解説
ミュージック・トラック
以上 全特典でした。
This has become a classic Alfred Hitchcock film, with film score by Bernard Herrmann. If the story is not remembered or commented on, everyone is familiar with the scene where Grant is getting attacked by a crop duster while standing in the middle of nowhere “North by Northwest”.
Roger O. Thornhill <R.O.T> (Cary Grant), mild mannered advertising executive, raises his hand at the wrong time to send a telegram. The page boy is paging George Kaplan so Roger is mistaken for Kaplan (a shorter man with dandruff) and the fun begins. Turns out that Townsend/ Vandamm (James Mason) the bad guy is being dogged by Kaplan so Vandamm must do away with Kaplan.
Meanwhile back at the train Roger meats a cutie Eve Kendall (Eva Marie Saint) that is apparently set on helping him.
I will not go into details as surprise and plot twisting is part of the suspense.
Will Roger get the girl?
Will Vandamm get Roger?
What is this all about?
Who is George Kaplan?
昔からヒッチコックをこよなく愛して全作品を何度も何度も繰り返し鑑賞しているが、その中でもベスト3に入る傑作じゃないですかね。
カッコいいようなカッコ悪いような主人公をケイリーグラントが演じているのがいいですね。お相手のエバ・マリー・セイントが謎めいたお色気で登場するタイミングも最高。
映画が始まった途端に、リズミカル、コミカルそしてミステリアスに観る者をぐいぐいとストーリーに引き込んでいきます。脇役はこの頃の作品のベテラン常連で固められていて超豪華なせいか、設定的に無理のある部分(主人公とその母親が親子に見えない等)や現実離れした部分(諜報組織の面々や国連本部等々)なんかも、気になるどころか却って魅力の一つに思えてしまう。ラブロマンスありサスペンスあり、コメディあり、ロードムービー的な味わいも兼ね備えている信じられない作品といえる。見る度に違った魅力が発見でき、全然飽きませんね。ここまで速いテンポでストーリーが進んでいながらドタバタに全然なっていないところ、さすが巨匠ヒッチコックです。CGなど無い時代、特撮だとは分かってしまうけれど、CGを安易に乱用した嫌味なまでにリアルで鮮明な最近の映画に辟易している眼には、新鮮で味わいのある極上のシーンの連続ですね。ストーリー、結末が分かってしまっても、何度も観たくなってしまう、というか味わいたくなってしまうのがヒッチコック作品の素晴らしいところ。この作品はこれまでずっとVHSで楽しんでいたけど、やっぱりこれからも観続けることになるのでDVDを購入しました。(この作品と同じように味わえる「裏窓」もおススメです)
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