特集1について:70年に解散したビートルズと今も転がり続けるストーンズの対決など無意味ではと危惧していたが、60年代の両者の活躍の比較にフォーカスし、時代の空気をうまく伝えている。カバー曲の比較等が資料として役立つ。ポールの2008年コンサートの情報もホット。特集2のWHOの特集は、彼らが日本で人気が低い理由にまで言及するいい企画だ。イーグルスのホテル・カリフォルニア再聴は、タイトル曲の歌詞の分析等を含む丹念な特集。マンネリを避けるよう、米国に目を向けた企画が増えることを期待する。
今号ではジャクソン・ブラウン、ディラン、CSNY、クイーン+ポール・ロジャースの最新盤情報に特に満足した。何れも9〜10月に日本盤が発売されるので、注文したが、ジャクソンの日本盤のボーナス・トラックにはD.リンドレーとの競演ライヴの「レイト・フォー・ザ・スカイ」がボーナス・トラックとしてつくとのこと。これは絶対にお薦めだ。ディランのブートレッグ第8集はとんでもない大作になる。その他、紙ジャケ等で再発される旧作が多く、欲しい作品が多くて嬉しい悲鳴。ツェッペリンの紙ジャケ工場見学も興味深かった。しかし、手を変え品を変え旧作を洪水のように発売するのはいかがなものか。EL&PはK2HD紙ジャケが出たばかりなのに今度はSHM−CDが出るのにびっくり。アマゾンのレビュー等を参考にして取捨選択しないと買いすぎになる。皆様、ご注意を。
他の記事では、60歳以上のロッカーの活躍の特集、夏木マリがジャニス・ジョプリンへの思いを語ったインタビュー、キース・エマーソンと菅野ヘッケルのインタビューが読み応え十分。以上、中年ロック・ファンにはお腹一杯になる情報の充実ぶりだ。一点、内容の紹介のところに記載されている、ルー・リードの70年代活動史は今号には掲載されていない。
小さい頃の感動が甦ります。音楽ファンなら絶対うれしいはず。ヒポタマ、ベストヒットUSA、MTVにかじりついていた頃、ライブエイドは強く心に残っています。特に問題を抱えていたクイーンの復活ともいえる最高のステージは感動でした(バンドエイドでも見たかったのに)。つまらない日本の解説の中、杏里がナイスフォローのコメントをしていた事が印象的でした。家に録画していたビデオもモノラルで、しかも擦り切れ、買おうにも見つからず諦めていた中、驚きとうれしさが込み上げました。新旧問わず音楽ファンを喜ばせてくれるDVDだと思います。今更ながら、ボブにありがとうと言いたい!!
数々の名演をその卓越した歌唱で群を抜いているロジャースが、自身の大ヒットアルバム『MUDDY WATERS BLUES』をリリースしたあとに実力派ミュージシャンとともにツアーを行った際の素晴らしい記録だ。今回はオフィシャルリリースであるがこの音源と映像は過去にブートでもYOU TUBEでも観たり聴いたりできたものであるので新規性はないかもしれない。ただあの素晴らしい演奏と歌唱を正式な音像・映像として17年経過したこの時期に堪能できるのはファンとしてこの上ない幸せだし、軟弱化したロック界において温故できる良いチャンスだと思う。
05年、06年にはポール・ロジャース来日時に絶対国内盤が再発されると待ち構えていたが何の音沙汰もなくレコード会社に深い失望を感じたものだが 去年の紙ジャケットシリーズで好評を博し08年になりようやくフォーエバーヤングシリーズにて歌詞対訳付きプラケース通常盤が流通 主にワーナー輸入盤の最新リマスターで背面も銀色の「DEGITAL REMASTED」が背面で透明プラケースでになっています 個人的には1stのタフさを一貫したアートワークは紙ジャケよりプラケースの方が冴える気がする 最近では70年代ロックバンドは皆紙ジャケ限定生産ですぐ廃盤になっているので 小売りで売り払うのではなく紙ジャケ売り上げが好評だったらプラケース発売という手法でどんどん国内盤を流通させてもらいたい
Free 〜 Bad Company のアルバムは、「Bad Company '76 Live」以外は全てレコード盤でしか持っていないので、 久々に聴いた懐かしい曲の数々が、リマスターの音の良さと相まってとても心地よく感じられました。 大体街中やラジオから流れてくる彼らの曲は、もうお馴染みの Can't get enough や All right now あたりが 殆どなので、新し目の Rock 'n' Roll Fantasy がとても新鮮で、発売と同時に「Desolation Angels」を買った 頃の事を思い出しました。 その他、Wishing well なんか今聴いても凄くカッコ良いし、暗めの Be my friend、Fire and water 等 青春の思い出の詰まった曲が次から次へと・・・(涙) 一からCDアルバムを揃えてしまいたい衝動に駆られています。
2010年10月26日の来日公演を観に行きますが、結構良い席が確保できたので、ポール・ロジャースの歌声を間近で 見聴き出来るかと思うと、今からとても楽しみです。 (ミック・ラルフスが突然の体調不良で来日出来なくなり、ショックを受けていますが。。。(T-T) )
35年ぶりの日本公演を観に行かれる方は、是非手に入れて昔夢中になった頃の事を思い出すのも良いかもしれません。
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