家なき娘〈上〉 (偕成社文庫)
知ってる人は知ってる、アニメ・ペリーヌ物語の原作です。
岩波文庫版を求めて20年、ようやく再販がなったその2年後に出版された本書は、旧仮名遣いでもすばらしい内容だった岩波文庫版に比しても、子供たちにも読みやすく、大人でもまっすぐにその内容に没頭できる、現在の日本語で書かれています。
エピソードは小説らしく、アニメとはまた違った楽しさが味わえます。
本を読む対象と、アニメを見る対象の想定年齢が違うので、無論すべての伏線をナレーターが解説してしまったりもしません。どうぞ、ペリーヌの冒険をお楽しみください。
ただし、この本には注意点が1つ。
それは、本書表紙の折り返しが、アニメのストーリーを知っている人を相手に、本小説最大の伏線を、スパッとネタバラシ!している点です。
純粋に小説として楽しみたい方は、折り返しにご注意を。
家なき子〈上〉 (ちくま文庫)
家なき子は他にも色々と翻訳がでてますが、この佐藤房吉氏の訳はダントツで一番ですね。
最初の一行目からその世界に引き込まれてしまう。
児童文学の名手エクトール・マローの魅力を十全に表せています。
家なき娘〈下〉 (偕成社文庫)
10歳未満のお子さんなら、アニメから入るのが自然かもしれません。
10歳くらいになるまで、アニメの家なき娘を見ていないのなら、文庫を先に読むのがお勧めです。
文庫を読んだ上で、なぜ、アニメでは、まとめてしまったかを考えるのもよいかもしれません。
家なき子2 VOL.1 [VHS]
前回の初期シーズン(94年放送期)が爆発的に視聴率が高かったため、パート2が発表された時は嬉しい限りでした。見所としてはSMAPの草薙剛、キンキの光一の出演ですね。当時見た感想としてはボクシング選手の設定なので、前回よりもさらに拍車がかかった作品でした。
ただ、あまりに虐めや暴力的な場面も多いので、見るのが辛い人は止めといた方が良いと思います。一応評価としては当時の視聴率・当時の流行面も兼ねて、☆5にさせて頂きます。
空と君のあいだに
私はこの楽曲のカラオケバージョンがほしくて購入しました。いざきいてみると結構いいもので、買ったかいがありました。もちろん、肝心のA面曲「空と君のあいだに」は、ドラマ主題歌としていい味を出しているし、曲単体でも素晴らしいと思います。何度きいたか数えきれないほどききました。メロディラインが最高です。