親父の愛人と暮らす俺 (1) (バーズコミックス デラックス)
「彼女のひとりぐらし」に並ぶ玉置勉強氏の「日常系」作品のひとつです。のっぽで高校に行かない引きこもりの息子の面倒を見るために、その父親の何番目かの年上の愛人(だった)女性と一緒に住むお話。彼女は同居の条件として、「性的な目では見ないこと」としますが・・・まあ、ドタバタいろいろあったり、なかったり・・・内容に起伏がないので、ストーリー性を期待しないで、楽しく読めます
親父の愛人と暮らす俺 (1) (バーズコミックス デラックス) 関連情報
イヤリング [DVD]
画家の父を失った女の子、彼女を失った男の子、それぞれ、嘘をつくことで現実から避けて生きているふたりが、あるきっかけで嘘の恋愛をはじめることになるのだが、やがて愛を確かめ合う本当の深い恋愛へとふたりの仲は発展してゆく・・・表面的に好きでいること(いつも側にいて、好きで居て欲しいこと)と、本当に好きになることの違い。恋愛をしていても、実は疑い深く、身構えて心のドアを閉ざしていたが徐々にやさしい表情にかわってゆく。この部分を段階を踏んで丁寧に表現している青春映画といえる。舞台は都会。この景色が、劇中、何回も何回も登場する。だから見るものにとっては、よく知っている街という、不思議な錯覚に落とされます。ふたりが走ってくる橋のシーンは、青い空、白い雲、そして、いつもの大きな橋・・・映像は、すがすがしい青春映画そのもののだけど、ストーリーは人間の気持の弱さとか、何かにすがる、そんな心の不安定さとかが絡みあったもので、さながら、複雑な気圧配置で変わりやすい天気模様。これを表向き(快晴の景色)と裏(曇だったり雨だったりする心)のギャップを映像で表現している点が素晴らしい。愛とは、恋とは、やさしさとは、コトバでは表現できない心の中を、じっくりと時間をかけて感じてほしい。ぜひ多くの若い世代へオススメしたい。※愛を確かめ合うふたりのシーンもありますが、一般的な視聴に問題ないカメラアングルで撮影されています。
イヤリング [DVD] 関連情報
フランス夢紀行 2015 壁掛 (写真工房カレンダー / C-6)
所々、フランス語混じりで、写真もお洒落で秀逸なカレンダーです。
フランス夢紀行 2015 壁掛 (写真工房カレンダー / C-6) 関連情報
一流コーチのコトバ―「リーダーに大事なことはブレないこと」
コーチ、選手たちのコトバを集めた一冊です。読んでみて、ちょっと複雑な読後感というのが正直なところで、自分に響くコトバと「ふーん」というものとはっきり分かれてしまいました。たとえばザッケローニ サッカー日本代表前監督が扱われていますが、この本が出版されたのがW杯前。それを現在読むと、W杯の結果がよぎってしまい素直に読めなかった。コトバの意味が失われていないはずなんですけど・・。また、ラグビー関係者の発言に響くコトバが多かった。これは、松瀬さんのラグビー選手だった経歴や今までの著作による取材者との関係性があるのかもしれないのですが、文章が勘所を押さえていた感じがしました。それと比較して、登場選手にロンドンオリンピック出場選手が多く、読者への分かりやすさを優先した感じも。もう少し掘り下げてみたら、深みが増したかも。でも、上記ラグビー関係者や日本ハムファイターズのGM山田正雄さん等、グッとくるコトバもいっぱい扱われているのは確か。全ての発言がグッとくるかどうかは個人差があるかもしれないけど、損はない一冊だと思います。
一流コーチのコトバ―「リーダーに大事なことはブレないこと」 関連情報
猫まち主従(1) (シリウスKC)
猫地球の猫日本の猫人間のお話。何とも不思議というか・・・ 面白い設定です。玉置勉強先生は、最近(と言ってもここ数年ですが・・・)ストーリーがものすごく柔らかくなってきてましたね。初期の頃の作品からは考えられない変化(軟化)です。玉置勉強先生自身、最近は激しいストーリーを描くのもお疲れのようです(Twitterでは)作風は変化しても、相変わらず話の流れは面白いですし、玉置先生の描く女性のもつ「妙に」艶かしい色気はますます上達されてます、決して、直接的なエロ表現はないのに、あそこまで艶かしく、悩ましい絵を描かかれるのは凄いと思います。続きが楽しみです!
猫まち主従(1) (シリウスKC) 関連情報