この本はナイトウィザード2ndのサプリメントです。
追加のクラスや、特殊能力などが掲載されています。
しかし、この本の最大のポイントはフォートレスルールが追加されたことでしょう。
フォートレスはエミュレイターが作った迷宮状の月匣です。
ゲーム的にはスクエア(升目)で表現されており、PCはそこを移動/探索していくことになります。
(そして移動先には敵がいたり、罠があったり、その他イベントがあったりします)
また、事前にフォートレスを作っていなくても、サイコロとトランプで(プレイしながらでも)その場でフォートレスを作っていくことができるランダムフォートレス作成ルールと言うものもあります。
コレにあわせて、エネミーや罠、オブジェクトなどのデータが追加されています。
この他(フォートレスを使った)通常のシナリオ1つにランダムフォートレスを使ったシナリオと、シナリオの舞台である輝明学園の設定が載っています。
フォートレスが無ければNWは始まらないね!!!!、という人はルールブックと一緒に買っておくべき。
今回はオールドタイマー&プレイヤーズ以外には敷居が高かったかも知れない。 七砦の典故に通じた人は懐かしくて涙がちょちょぎれる。 ネタも古いけど今更だし、私は楽しめたからまあ良いや。 (松本零士・1stガンダム等)
宝珠回収時のバトル他の楽しさは圧巻。過去のラスボスとの再戦&ラストバトルの攻撃型神官。 キャラの楽しさも健在。アルゲルの転生に御注目。詰め替え式の良心・見事な犬死って何なんだ。
ストーリーもヘレナ・エレネ(!!)、シンゴ、メイオさんの絡みなど、 これまでひいた伏線を回収しつつ、さてどういう風に決着をつけるかなと期待を持たせる仕上げ。
シンゴが後半ちゃんとPC1としての台詞を放つようになってきたので、幻砦の時のように、美しく盛り上げてくれるとは思うのです。 しかし、七砦をこれまで楽しんできたファンからすると、ファラウスやアルゲルを見習って、最終巻での大惨事を求めたいのも本心です。 (「意気に感じたぞ!種籾!」→シンゴ、ラスボス化 とか)
最後に、イラストについて。 みかきみかこさんがつけている4コマ漫画に御注目。みかきさんの七砦とのなれそめから始まる関係が愉快に描かれています。
まず嬉しかったのが、パールの出番があったこと。内容は、本書を見て頂くと良いかと。パールクール好きには、たまらない内容です!ロンギヌスコイズミも、大活躍。(笑)豪華な執筆陣で、大満足。
本書はアニメナイトウィザード THE ANIMATIONの初回限定版DVDに付属する冊子です。 (大きさはDVDのケースと同程度。B6?)
アニメ関係の内容としては、キャストインタビューその1としてエリス役の宮崎羽衣さん、スタッフインタビューその1として原作の菊池たけしさんのインタビューが収録。 また、アインソフオウルなどの武器や、アンゼ城などの建物、CMでもおなじみのキメラ等の1話に出てきたクリーチャーの設定画や、柊、エリス、くれは、灯、アンゼのキャラクター紹介に、アニメから入った人に便利な用語説明第1回(基本用語)が掲載されています。
ゲーム関係の内容としては、アニメに出てきた様々なもののゲーム的なデータを掲載。 物品ではアインソフオウルや慈愛の宝玉をはじめ、くれはの使っていた破魔弓や、アンゼ御用達リムジン箒、輝明学園のメロンパン等々があります。 それ以外にも(たべられる)食べ物を作る特殊能力や、灯の必殺技≪トンネル≫の魔法、前述のキメラ等の一話に出てきたエネミーのデータがあります。 (他の宝玉や雑魚魔王たちはおそらくvol.2以降で)
この他に連載リプレイ「ベル・ゲーム」の第1回が掲載。 GM及び著者は菊池たけし氏、PLとしてアニメの脚本の藤咲あゆな、声優の矢薙直樹、小暮英魔さま、原作ファンにはおなじみのかわたなの各氏。 この第1回ではキャラを作ったり(それぞれ新キャラ)オープンニングシーン1をやったりしています。 意外な魔王が登場し、あっさり退場したりします。
あれこれ盛りだくさんな内容で、アニメを見て気に入った人も、元々原作ファンの人にも楽しめるのではないでしょうか?
ちなみにDVDにはアニメの第1話や、オーディオコメンタリ-、「アニメ天国」の特集などが収録されています。
現代が舞台のTRPGのルールブックです。 ルールは基本となる要素さえ押さえれば、TRPG初心者でも楽しめる作りになっており、個々のクラス(職業)やコネクション(人間関係)、ライフパス(生まれ)などの項目を組み合わせていく事で、無数の物語を生み出す事が可能となります。 価格帯から購入を悩まれている方は、別に販売されているソースブック「スターダスト・メモリーズ星を継ぐ者」「ロンギヌス」かリプレイ小説「紅き月の巫女」を先に読まれてはいかがでしょうか。 そちらに掲載された爆笑と感動のリプレイを読めば、自分もこんな風に遊んでみたい、オリジナルのキャラクターを作って楽しみたいという欲求が沸々と湧き上がり、自然とこの本が欲しくなる事請け合いです。
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