テープではすでに持っている。しかし、時代は変わった。
CDで持っていないと、いつかは聞けなくなる。
探しまくってこれを購入。
入っている曲は、テープの内容と変わらぬ私の好きなものばかり。大満足。
音は、思っていたより鮮明ではなかった。
若い人たちには、やせ我慢に聞こえるかも知れないが、アリス世代の私には、「良い意味での古さ」が「当時の懐かしさ」を感じさせてくれて良かった。
卓越したチェロの名手古川展生の6枚目のアルバムです。リーフレットにあるようにルックスもステキですが、クラシック音楽だけでなく、あらゆるジャンルの音楽にチャレンジして自分のものにする貪欲な好奇心に驚かされます。
1曲目の「賛歌」にいきなり引き込まれました。甘く優しい音色のチェロ、全てを包み込むような大きな包容力が伝わってきます。それを受け継ぐ形で伸びやかなオーボエが流れています。この音色は聞き覚えがあるな、とリーフレットを見ましたら、やはり宮本文昭でした。アディエマスのカール・ジェンキンスの曲に塩入俊哉が素敵な編曲を施した佳曲でした。
チャップリン「スマイル」も軽快なアレンジで、オリジナルの雰囲気を残しながら現代風の味わいでボサノヴァの香りが漂う爽やかな1曲となっています。 サーサーンスの「白鳥」の演奏も軽やかで新趣向です。ピアノ・アレンジが変えてあることもあり、新しい感覚が伝わってきました。
クレンゲルの「12のチェロのための賛歌」を初めて聴きました。内省的でありながら、情熱を内に秘めた曲想が心に響きます。チェロの音色を生かしながら重層的に織りなす高貴な織物のような風合いが感じられました。担当プロデューサーの岡野博之氏の解説に、名指揮者ニキシュの葬儀において初演されたという曲だと書かれていました。 ラストにはクレンゲルの「賛歌」を塩入俊哉がまるでフォーレの作品のように純化させ、提示しています。気持の安らぐ演奏でした。
ショパンの「ワルツop.34-2」がラテンの衣を着て「ヴァルス・コン・フエーゴ」となり、目の前に登場しました。このスピード感と色が浮かぶような音色の変化を自在に弾き分けるテクニック。聴きものの一つです。
是非聴いていただきたい作品たちです。長渕って、こうやって成長してきたんだなって、よ~くわかります。
中身はかなり詳しいです。しっかりと人間の骨格や筋肉を意識して描かせるよう 誘導しており、萌えキャラだからといってデフォルメ画に終わらず技法書としての 利便性は高いです。また、PCによる色塗りの作業まで記してあり、本書で一通りの 萌えキャラが描けるようにはなっていると思います。 ただ、好みの問題なのかも知れませんが本書のカラー画(巻頭と巻末)がどうも 密度が低く、自分は好きになれなかったので星4つとさせていただきました。
「日本マンガ全集・編集会議」目当てに、初めてフリースタイル誌を購入しました。なので評価は特集記事のみに対してのものです。編集委員の1人呉智英さんは、「マンガは日本を代表するカルチャーなのに40年も全集が編まれてないのは問題」「何の地図もないまま読者が自分だけの歴史を作っているのが現状」であるとし、「架空とはいえ全集を編むのは意義がある」と述べられています。
あくまで現実的な出版の可能性にこだわり、「全100巻」「各巻1000頁」がギリギリの線かという話が出て、結局は次号で「全138巻」「1〜61巻までは各巻500頁」「62〜138巻までが各巻1000頁とする」と決定しました。62巻以降頁が倍になるのは、時代とともに長編化が著しくなるため。最大でも1人2巻まで(手塚治虫のみ全4巻)という事で、作品は主に短編・中編からセレクトされています。長編の場合は1部抜粋しての収録となります。
呉さんが一応の素案を用意して、いしかわさんや村上さんがそこはこうするべきとかアイデアを出す形で編集は進められます。自分は元々呉さんのマンガ評論が好きだからかもしれないが、議論は納得出来る部分が多かった。戦前〜戦後の黎明期から始まり貸本時代にも触れられてるので、すごく勉強になりました。また呉さんやいしかわさんは話もうまい人たちなんで、面白く読めると思います。
|