オーストラリア産パワー・ロック・トリオのデビュー作。
'70年代にタイム・スリップしたかのようなレイド・バックしたサウンドに驚かされる。トリオ編成ということで、1を聴いた時、シンプルでラフなガレージ風のハード・ロックかと思いきや、それだけではなく、随所にサイケ風味等も効かせており、引き出しは豊富…これがデビュー作とは思えないね。
一聴して印象的なのはキャッチーかつ荒々しい4かな。ただ、繰り返し聴くほど、新しい発見があるので、飽きない。
さて、3年ぶりとなりましたニューアルバムです。
前作ではiPodのCMに使われた「Love Train」が気になり、アルバムを聴いたところ、全体の印象はLed Zeppelinだったということで、違う意味で気に入ったバンドです。 今作の制作の前に3人だったバンドメンバのうち、フロントマン以外の2人が脱退、セールスや賞レースにより、かろうじてバンドが存続されていたということを知り、びっくりしました。
日本版は12曲プラスボーナス・トラック4曲で、1曲目から音の変化に気付きます。 前作の3ピースバンドのBa+D+Gの狂騒や疾走、要するにスカスカの音から2ギターになり音の厚みと奥行きがでた、ということでしょうか。また、前作までもKeyが入ったのですが、今回は曲の入りから入ってくるなど、バンドとしての多様性が見てとれます。 クラブミュージック全盛で、ロックもミクスチャに寄った曲しか耳に入ってこない現状で、これほど骨太なギターロックサウンドを聴けるバンドはなかなかありません。
オーストラリア出身ですが、ブリティッシュロックのハードな音というのは、アメリカではいまいちですが、日本では割と好まれます。日本から火がつくバンドになってくれれば良いなぁ、というカンジです。
iPodとか、iPhoneのCMのかっこいい曲がほんとうにしっかり入ってます。 CMで聴いて、かっこいい〜!と思っても、アーティスト名、曲名まで調べれなかったりしますよね。 実際気になってた曲が入ってて嬉しくなりました。 OWL CITYやTHE KILLERSもCM曲ではなくても、とても爽快感があって聴いてて気持ちいいです。 最先端でかっこいい上に、気分的にもハッピーになれるとってもオススメなCDです。
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