曲名は知らないけれど、どこかで聞いた、知っている!…という曲が満載。
クラシックには、まったくの素人です。
ピアノを習っている子供に、少しでも多くの曲に触れてほしくて買いました。
結果、子供も楽しんで聞き、私もリラックスタイムに流して聞けるCDでした。
”通”の方からすると、いろいろと不満点もあるのでしょうが
クラシックを少しでも身近に、と考える初心者の方ならば
小理屈抜きに、大変楽しめるCDです。
曲しか知らなかったけれど、作者やタイトルも、あらためて知る事が出来、勉強にもなります。
まずは慣れ親しみ、そしてその後に、次へのステップアップをすれば良いでしょう。
ちょっと退屈、難しい…と思われがちなクラシックの世界の裾野を広げるという意味でも
入りやすく、とても良いCDだと思います。
この映像で見るミケランジェリの演奏は、まさに人間国宝級。
正座して見るべし。
レコード時代から幾多の有名ピアニストが有名指揮者と有名オケにより録音を重ねてきた名盤の多い曲の一つです。バックハウス、リヒテル、フィッシャー・・・そしてミケランジェロ良いですね。しかもライブ録音であり緊張感が漂うなかジュリーにと作り出す音楽は熱気に満ち溢れ名盤中の名盤だと言っても可笑しくはないと思います、お勧めの一枚です。
ミケランジェリと言えば、音楽会が始まるまで、本当に催されるのか、ハラハラさせる伝説のピアニストして知られています。そのため、幻のピアニストとも言われます。このボックス版では、そのミケランジェリの演奏が、実におよそ3時間20分の長時間聴くことが出来ます。それにまた、約33分のドキュメンタリー映像も添付されていて、ミケランジェリの実像に近づけます。
演奏は、ベートーヴェンが、ソナタ32番、3番ほか、ショパンは、ソナタ2番、バラード1番、アンダンテスピオナート、幻想曲ほか、ワルツ、スケルツォ、マズルカ、子守歌、などが収録されています。ドビュッシーは、映像1番、2番、子供の領分ほか。ミケランジェリ42歳のアブラの乗りきった壮年期にあって、オランダ放送局の放送用として行われた録音演奏会の模様を伝えるものです。
一音、一音、彫琢された音色であり、それによって紡ぎ出される音楽は、精緻で、彼独特の美学を提示しています。音楽愛好家垂涎の大ボックスです。古い録音のため、少しノイズが入りますが、それ程聴くときには気になりません。簡単に言えば、愛好家にとって、天から降った贈り物です。
今から半世紀以上前の録音(1957年3月)ですが、ミケランジェリの燦然ときらめくピアノの音がしっかりと刻印されていて、聴きごたえ十分のCD。とにかく、水晶のような透明感があって、キラキラ光るピアノの響きが美しく、陶然とさせられました。
初演がわずか一ヶ月しか違わない両協奏曲(ラヴェルの『ト長調』が、1932年1月14日。ラフマニノフの『4番』が、1931年12月8日)。ファンタジックな曲の魅力と相俟って、ミケランジェリのピアノの音にくらくらさせられたラヴェルのコンチェルトが絶品だったなあ。格別、第2楽章のころころと転がり、滑るように下降していくピアノが描くライン(線)、これがもう、うっとりするくらい魅惑的でした。
ラフマニノフのコンチェルトも、同じ作曲家の名品『第2番』並びに『第3番』と比べると聴き劣りがしますが、でも、ミケランジェリのブリリアントなピアノの響きは、ここでも素晴らしかった。この時代、よくぞこれだけのピアノの音が録音できたなあと、そのことにも驚かされましたね。
ピアノの美しい音、美しい響きを堪能したい方におすすめの一枚。
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