桜庭さんの音楽もグラフィックもバトルのテンポも素晴らしいと思います。
ストーリーもなかなか面白いのですが、若干キャラクターの台詞などが少々強引なような気がします。
序盤のアレグレットとビートの会話に一番それが出ているでしょうか。
この世界の現状を説明するにはそのくらいの強引さが必要だったのかとは思いますが……。
ストーリーの説明不足や、またそれを補う為の強引な言い回し、セーブの時にかかる時間、途中に頻繁に挿入されるムービーの長さが気になるぐらい。
細かい事を言っていると思いますが、ゲームの出来自体は素晴らしいです。
タイトルだからしかたないかもしれませんが、Hしているときいつもショートパンツをはいてるのが気に入りません。純愛系なので攻略対象はひとりだけです。認証にはインターネット環境が必要です。
ファイナル後編の最大の見せ場が、ミルヒーとのだめのショパン。
後編を通して観るのも数回、のだめデビューの場面だけで数十回は楽しめます。
のだめの決意、技量、燃え尽き方が最高。
樹里ちゃんと竹中さんの掛け合いも最高。
紫ののだめにとって、超一流への成長のはしごは、すぐそこにある。
のだめがゾーンに入っての演奏、鬼気せまる演奏、そして現実世界への帰還。
これこそが頂点を目指し続ける者への試練。
あの息づかい、すばらしいな。
最後の2人のピアノ、そしてとびつきたくてドキドキ、これが魔法の終わりなのか、
初まりなのか、私には決断が下せないが、若さって素敵。
演技としては、お口もぐもぐしたままで千秋先輩の問いに答える『ハイ』のバリエーションが最高です。
のだめの試練、『あいつなりのやりかたで』乗り越えてつかむハッピーエンド。
これでいい。夢であっていい。
最高の演技をしてくれた俳優さん、スタッフさん、原作者さん、そしてのだめを愛し続ける皆さんに拍手デス。
またどこかで集いましょうね。
能力開発という観点からクラシック音楽を徹底的に科学的に分析した本。
苫米地さんは子供の頃から色々な楽器を習っており、演奏活動もされているとか。
しかも、音が色に見えるという「光共感覚」の持ち主だという。
それから、言うまでもなく的確な鑑賞家・批評家でもある。
演奏家として・科学者として・評論家として色々な見方ができるのが強みだろう。
そしてただ聞き流すだけでなく、積極的な聴き方によって能力を開発する色々な聴き方の方法も述べられている。
付録には重ね聴きCDが付いているが、これもただ単に聞き流すだけでよい、というものではなく、積極的に聴くことで能力が開発されるということで、その聴き方も説明されている。
苫米地さんはギターを数えきれないほど所持していて、それぞれのギターがどんなクセを持っていて、どんな音色を出すのか、ある曲を弾くのにどのギターが最高のパフォーマンスを引き出してくれるのかなど、特徴を完璧に覚えているとか。
そこまで違いが分かるからこそここまでの本が書けたのだろう。
どうせCDの付録的な軽いエッセイのような本だろうと思っていたのだが、字もきっちりと詰まっているし、なかなか深い含蓄に富んだ内容だった。今後クラシック音楽に対する姿勢が変わりそうだ。
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