勿論全体的に好きなのですが、特に1曲目のAOKI takamasaさんが最高に素晴らしいです〜♪
長らく絶版になっていた『コシミハル』の『チュチュ』と『パラレリズム』が2枚組で再発です。 しかもリマスタリング音源という嬉しいおまけ付き。 粗製濫造、コピーのコピーが氾濫し、ものの1〜2週間で消費し尽くされてしまうJ-Popにウンザリしていた今日。 マスターピースの再発は、とても嬉しい出来事でした。
アナログ盤、オリジナルCD、どちらもかなり聴き込んだつもりでいましたが、 リマスタリングのおかげで新鮮な驚きを持って聴けました。 一音一音、音色や音像定位にこだわったバックトラックの上に、ソプラノで歌い上げられる耽美な世界観の歌詞。 今なお、新しさを感じさせる楽曲ばかりです。 PCレコーディングが身近になった現在だからこそ、良いお手本になる作品でもあります。 商品として世に送り出すのであれば、このくらいのこだわりを持って作り込んで欲しいものですね。
祝☆楽隊稼業(そろそろ)40年の御大に捧げる豪華メンバによる「トリビュート」で、各人それぞれ愛に溢れた仕事振り、なのは良いとして、氏の世界に誇る毒気や諧謔や変幻自在のリズムや簡素にして味わい深い詩歌をアンサーソング的に見事にパッケージできた組はどれほどだろう、という視点に立てば、パークス翁は別格として(本当に!)、口ロロ(クチロロ)チームの手癖に堕しないニヤリとさせる『北京ダック』の他に、単なる「カヴァー」を越えた御大に対する尊敬や賞賛を表せている作品はあったかい、と問われれば、さて。星が4ツ、は丁寧な仕事に対して。
けれど、この手のアルバムに丁寧は微妙である。我々リスナが、よりも、捧げられたご本人がどれだけニヤニヤ(苦笑、くらいが最上級の「トリビュート」だと書き手は考えるが)させられたかでそのアルバムの価値が決まるとするなら、愛の度合いがぬるいぞ、とオンガクへの愛ならば誰にも負けない御大は(非公式に)表明したいのではないかしらん。エレクトロニ化された楽曲が目立つが、安直なラヴ感は強く、つまりは愛には体力がいるものである、とするならば、それはお年寄りの匂い。傍若無人な愛こそが「トリビュート」の真骨頂。
さっそくVol.2が企画されていると聞くが、トリビュート主自身に“この次はモアベターよ♪”などと言わせることのないよう、参加予定者の皆さんはその愛の深さを力強く込める術を、慌てて復習しておくように。例え見苦しくとも、原曲を越えていかない「トリビュート」ほどつまらないものはないのです。
細野さんの還暦!?を祝うパーティだから、あんまり難しいこと言わずに観てました。
豪華ゲスト!がよいです。
まず、前説?でYMOの3人がでてきておぉ!となり、その後のヴァン・ダイク・パークス、そしてジム・オルークの演奏。
ある意味、アメリカの音楽シーンにおける2人の巨人が細野氏をトリビュートする、というサプライズ!映像で観れるなんて幸せだな、なんて思いました。
Disc1の後半、小池光子がでてきたあたりから、お祭り騒ぎから雰囲気がかわってきて、コーネリアス、高橋幸宏、坂本龍一3人のガチンコ勝負は見もの。
Disc2で細野さんは、「早くやめよう。」なんて言ってますが、1980年のYMO全盛期に雑誌「写楽」のイベントで、3人でアコーステックセットのフォークをやり、客をドン引きさせた事件が、頭をよぎったのかな?なんておもいました。
だいたい、なんで円盤で「タントラタントラ」なのか、さっぱりわかんない!と言うのは野暮なんしょう?こうしたぶっとんだジョークも許されるのもキャリアのうちなのかな。
後半でまたヴァンが出てくるんですが、ヴァンは細野氏の才能に嫉妬し、「HOSONOをアメリカに入れるな!」と言っていたことを有名な話。
お二人は長い付き合いですが、そんなこんなで微妙な距離をとり、ギクシャクしていたんです。
そんなご両人がおんなじステージでにっこり笑いあう。
齢をとることはある意味いいことですね(笑)。
細野晴臣が、参加していた「ぱっぴいえんど」のメンバ鈴木茂・松本隆も参加している。
細野晴臣を最初に知ったのは「はっぴいえんど」です。
「空色のくれよん」「お正月といえば、、、」という曲を覚えています。
その後、細野晴臣が絶好調を迎えたのは、イエローマジックオーケストラだった。
そういえば、松本隆が松田聖子の曲を作曲していたのを知ったのは、テレビ番組でした。
テレビ番組は、取材力がすごいので、侮ってはいけないと思いました。
細野晴臣、松本隆が参加していた「はっぴいえんど」が時代を切り開いたのだと再確認しました。
いずれにしろ、歴史的な記録だと思う。
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