09年開催の闘劇ではスパ2Xもハパ2も種目に選出されませんでした。
個人的には本当に残念でならず、これも時代の流れと思い定期購読していた格ゲー誌から卒業しました。
このような前置きを書いたのにはタイトル通りの背景があるためです。
四捨五入すればストリートファイター2が稼動して20年。
その集大成として08闘劇が見納めになるのかもしれないのであれば、
資料として買っておくべきなのではないか。という、妄言です。
ただひたすらに読みと反応(と目押し)を磨き上げた方々の足跡を感じられるかと思います。
シリーズの中でも面白い部類に入る'99がこの価格で手に入るなんて… ちょっとでも興味があればプレイしてみる事をオススメします。 とにかく「安い」ですから!
KOFシリーズ中で、シリーズ最高傑作と呼び声高い98ですが 音楽も、音質のほうもなかなかいいです。 祭りだけあって過去の曲が使われており 特に主人公チームのテーマ曲であるESAKA?(98)は 96の時よりも、イントロが長くなっており かっこよくアレンジされています!
必殺技コマンドはもちろん、システム解説、各種数値データ等が載っており資料としては十分。
すぐにでも本作を始められる。
また12色あるキャラクターカラーやエンディング、通常技・必殺技画像もカラーで掲載され、
さらに読み物として各チームストーリーもあるなど、KOFのゲーム以外の部分の魅力も詰まっている。
しかし肝心の攻略の方はいまひとつ。
書いてあることの質は高いのだが、なにぶん量が少ない(これはアルカディアが出した他のKOF攻略本にも言える)。
とくに本作の特徴であるクイックシフトを使った攻防・連続技についての記述が薄い。
攻略陣は日本屈指のプレイヤーの方々なのだから、発売時期を遅らせアーケードでの解析が進んでからこの倍のページ数で攻略すれば、
それこそ最強の攻略本になったのではなかろうか。
その際、上記のファンブック的な部分は別冊で出すというのもひとつの手ではないかと思う。
いまはなきNFがそうであったように。
MVS→AW→ttx2と、どの時代のKOFも特有のクセがあり、
今作13も従来のKOFとはまた違った操作感ですが、個人的にはコレはコレでアリ。なKOFです。
ゲームスピード自体は02に近い印象ですがジャンプ軌道はキャラにもよりますが、
従来のモノよりは若干高めな気はします。
お馴染みのキャラクターはデザイン時点でそのままなキャラクターもいますが、
多くのキャラにアレンジやデフォルメが加えられています。ここは好き嫌いが分かれるかもしれません。
ゲームモードも多彩で至せり尽くせりな内容になってます。
対戦バランスも尖っていたアケ時代よりリチューンされ、コンボのやりこみ度合いなども相まって
隙の無いクオリティです。強いて個人的な不満点を挙げるならば、
・ステージが全体的に暗い:ステージとキャラの描写が似ているので同化して見える事がたまに。
・世界観の変化 :既存のステージ(観客含む)の殆どが旧来のKOFのイメージとはかけ離れて
感じます。新規に追加されたステージにより、いくらか緩和されましたが。
・ゲージ依存が顕著に :キャラにもよりますが、なにか新しい事をするならばとりあえずゲージを使う
というゲームデザインになった気はします。
・通信でのラグ :アンテナ4本の相手だけを探せばそこまでストレスは感じませんが、
どんな些細なラグであろうと、KOFというゲームは他ゲーと比べて、
ラグとの相性が良くないと思います。難しいところですね。
・通信でのリマッチ :キャラセレに戻らず、お互い了承なら連戦させて欲しいです。
・トレモ設定の保存 :トレモの設定が保存できず面倒です。
・BGM :あくまで自分の趣味ですが、洗練されているステージグラフィックに対して
楽曲郡の殆どが陳腐かな・・という印象を受けました。
アレンジは地味でいいのでメロが強い作曲をして欲しかった。
・隠しキャラ :DLC予定のキャラも含め、最初から全キャラ使用可にして欲しかった。
以上の理由で☆-1ですが、格闘ゲーム好きであれば現行KOFを語るマストな1本としてオススメです。
昔KOFを好きだった方には大分毛色の違うKOFに見えるかもしれませんが、
この進化したキャラクターアニメーションは一見の価値アリです。
|