ベロフとコラールによる連弾。意外な組合わせだけど演奏はまるで1人で弾いてるかのようにぴったりそろっている。Op46ではベロフが第1でコラールが第2ピアノを担当して、Op72では逆で演奏しているけど息はぴったりながらもそれぞれの個性の違いはわかる。演奏立場が逆になっても第1の方を尊重しているし、何よりも演奏はキレがよく、元気だ。オケ版しか聴いたことない人はコンタルスキー兄弟の演奏とともにおすすめ。まぁそれにしてもジャケの2人の顔若いねぇ〜笑
ミケランジェリ、ワイセンベルク、モニク・アース、フランソワとその他にも、 今まで何人ものドビュッシー弾きが世に輩出されてきましたが、色々と 聴き比べをした結果、自分的にピアノの音色とテンポが一番好みだったのが、 若い頃のこのベロフの録音でした。音色はいたってオーソドックスですが、 テンポの間の取り方がベタつかず、軽やかで小気味よいんです。今までベロフの ドビュッシーを聴いてなかった方には、当盤がお値段も手頃でお薦めです。
ヴォフカ、ウラジーミル・アシュケナージ親子による6曲の「2台のピアノのための作品」集。ドビュッシーとラヴェルから、それぞれ3曲ずつが選び出されています。この一枚を聴くのに、このパートは、ウラジーミルかな、ヴォフカかな、と思いつつ聴くのは、大変な楽しみです。これは、ウラジーミルか、と思っていると、どうも、違うようだ、ヴォフカかな、と思っているとまた違うようで、楽しさが倍加します。
それは兎も角、沈潜するパートは、実に繊細で美しく、また、強打のパートは、ペダルに頼らない、強く迫る音の粒立ちになっています。ウラジーミルの未だ衰えを知らない、粒立ちの良い音色と打鍵、ヴォフカの親に引けをとらない音色と打鍵、十分に堪能できる一枚です。極めて質の高い上手の手による、20世紀前期の音楽をエンジョイ出来ます。
姉妹編「Best Classics 100」よりはるかに出来がいいです。 なぜなら曲目の大部分が小品なので1曲全体が収録されて いるからです。 ピアノを習っている娘のために買ったのですが 親の私もおおいに楽しんで聴いています。 パタジェンスカの「乙女の祈り」がこんなに楽しい曲だ ったなんて認識を新たにしました。 全体としてピアノ小品集と言えますが、協奏曲が 10曲ほど混ざっていて、これらはもちろん尻切れ トンボに終わっています。すべて小品にしてもらい たかったです。そのぶん☆をひとつ減らしました。
このピアノの本は、NHK教育番組のテキストです。
毎回一流のピアノ講師が教えてくれる、
ピアノ上級者向けの人気シリーズです。
今回はフランス音楽、ドビュッシー、ラヴェルなど、
弾きたいけど難しすぎて、初級〜中級レベルだと先生にも
教えてもらえないようなキラキラ作曲家の曲が満載です。
でも「亜麻色の髪のおとめ」とかポピュラーな曲が多く、
なんといっても「短い!」のが素敵。
テキストの楽譜を見て頑張れば、初〜中級者でも
1曲ぐらいは弾けるかも・・との期待が持てます。
講師はミシェル・ベロフ、TVを見て練習すれば効果抜群、
ぐんぐん上達、かも。
曲は「亜麻色の髪のおとめ」「水の戯れ」「舟歌」
「スカルボ」「月の光」「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」
「雪が踊っている」「小さい羊飼い」
「ゴリウォーグのケークウォーク」「道化師の朝の歌」
「金の粉」「沈める寺」「花火」「聖母の最初の聖体拝受」です。
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