さすがキャプテン翼で世界中の少年たちをサッカーファンにした高橋陽一である。楓というサッカー少女がこれからどう成長していくのか。その期待感を読者に持たせたまま、物語に一つの区切りをつけている。おそらく、これからシリーズ化されていくのではないか。漫画ではなく、小説という表現方法を使ったためか、ストーリーの細かいところに少し違和感はあるが、それでも読者をわくわくする気分にさせてくれる。キャプテン翼のように派手なプレーではなく、チームメイトや地域の人たちとの絆に重きを置いているところも、女子サッカーの魅力とリンクしていて面白いと思う。なでしこブームにのったわけではなく、北京五輪のあとから澤選手らにインタビューしていたという高橋先生。その思いが伝わってくる作品だ。漫画の技術を使わなくても、文章だけでストーリーを展開できる力にも驚いた。ただ、書店のなでしこ関連本コーナーに置いてるところが少なく、在庫は確認できても、書店員がどこに置いてあるのかわからないといったことが2つの大きな書店であった。児童書コーナーとか漫画コーナーとかあれこれ探して、結局、見つかりません、と(笑)。確かに表紙は漫画で、中味は小説となると、書店員がどこに置くのか、迷ったのかもしれない。書店で見つからなかったので、アマゾンで購入した。これだけの話題作なので、ちょっと不思議な感じがした。
内容は前回に引き続き「紅蜘蛛編」3話と「人気投票編」1話の構成。「紅蜘蛛編」については前巻のレビューで言及した、妖艶
さという独特の色をアニメーションでどう表現するのか?実はこの長編、アニメスタッフの力量がもろに試される難しいシリーズ
だったのではと思っている。本巻収録話はその点スタッフの作画や演出への拘りと、何より原作への深い愛情が、視聴者にひ
しひし伝わってくる好内容に仕上がっている。
舞台となる吉原や、戦闘シーンの空間が暗い色彩で統一されているせいか、火災シーンでの炎の赤、幼い銀時と松陽先生と
の回想シーンでの空の青等がとても美しく際立ち印象に残る。また銀時と地雷亜の決戦シーンにて両者のテンションの張り詰
め様を白一色の配色にすることで表現したりとスタッフの拘りが随所に感じられ、アニメーションならではの醍醐味が味わえる。
普段はストーリーの内容ありきで、あまりその辺の細かい点に目が向くことがないのだが、本長編では映像の美しさと演出の秀
逸さを感じさせる箇所が多かったので、本巻の見どころの一つとして挙げておきたい。
もちろん銀時の漢らしさ、地雷亜が見せた人としての脆さ、月詠の師匠への労り、全蔵の活躍振り等ストーリー上での魅せ所も、
アニメーション化してさらに強力になっている。原作の「紅蜘蛛編」ファンの方は是非本巻を観ていただき、製作陣の苦労が見事
に結実した素晴らしい仕上がりを堪能して欲しいと思う。
「人気投票編」はまだ序章だが、エンディング・テーマの映像に各キャラクターの順位を挿入する等相変わらず遊び心健在。ま
た今回「ウソ予告」として過去にも一度公開された劇場版予告映像が収録されているが、思わず劇場での感動を思い出させ胸が
熱くなりDVD化が早くも待ち遠しい。特典のアナザージャケット絵は地雷亜の若き日の姿鳶田段蔵と彼の妹とのツーショット。製
作陣の気合の入りっぷりが嬉しい8巻だ。
(ネタばれ注意)
「財務省」・・・わが国の財政政策のみならず、予算を掌握し、国税を通して捜査権も保有する最強の官庁。The Best and Brightest集団で、大所高所から国家の舵取りを担っているはずなのだが、実際のところ、彼らの最大の目的は、国家の繁栄などではなく、増税による自分たちの権益の増大でしかなかった、、、。そう思っていたとはいえ、現実を突きつけられると、正直、衝撃的であり、ショックを受けざるを得ない。そこまでこの国の官僚機構は堕落していたのか、と。経産省を含めて、この国の官僚機構を抜本的に改革し、さらには既得権益を貪る「パラサイト」たちを排除して、日本を再生させる方法は果たして存在するのか。 財政収支の均衡の黄金値はGDPの名目成長率4%。即ち、名目成長率4%を達成すれば、自ずと財政収支は均衡し、赤字は解消することが、統計的に証明されている。そのため、財政再建にとって最も効果的な政策は一層の金融緩和政策であり、増税ではない。当面の財政収支の不均衡はまずは国債発行で対応し、当該国債は全て日銀が日銀券を増発して引き受ければよい。そうすれば、マネーサプライが増加し、市場、さらには経済を刺激し、成長へと繋がる。しかし、日銀の金融政策は事実上の「デフレ誘導」で、金融緩和政策を拒絶している。あたかも、財務省の目的である消費税増税の大義名分を与えるために敢えてそうしているかのようだ。 財務省、さらにはその傀儡である民主党政権、この国の舵取りを一刻も早くこの連中から取り戻し、日本国全体の利益や安全保障を最大の目的とするものにしないと、日本の再生ははかれない。そのためにも、高橋氏や古賀茂明氏にはもうひと働きも、ふた働きもしてもらいたい。
短編 1話目 キャサリンが詐欺師にだまされる。お登勢さんとキャサリンの心温まる話。 銀さんがブチ切れる画は、原作のほうが味があるかな、アニメだと荒いタッチの迫力が出ないのが残念だ。グレンラガンのように、荒いタッチを意図的にくわえてみたらどうだろうか。以降に出てくる、銀さんがみんなにだまされるドッキリのときにあの表情がちゃんと出るか気になりますね。次回予告が、音量小さくしないと聞けないという問題点がありました^^;。
2及び3話目 さっちゃんの眼鏡を銀さんが(?)割ってしまい、そのせいでさっちゃんが、始末屋廃業に追い込まれてしまう、そんなさっちゃんを万事屋及び全蔵の4人がさっちゃんを助ける話。 原作で文字だけで表わされてた必殺仕事人の音楽の完成度がアニメでどうなるのか気になっていましたが、なかなかの再現率です。それにしても、立ち位置上仕方ないとはいえ全蔵はこんなに弱くないと思うのだが…、少なくとも設定上さっちゃんと同等かそれ以上のはずなんだが…。まぁここらへんもふわぁぁ〜〜っと見ていればいいのでしょう。ラストの締めは、アニメで見ようが、原作で見ようが、さすがに(?-?)ですねw。にしても江戸一のからくり技師はすげーナ。第二巻の中で一番面白い作品ですね。
4話 ……誰もが目が点な、総集編。 われらがマダオ長谷川さんの歌とかは言っていますが、「総集編!?もう!?」ということに気がいって、驚きましたね。次回から四天王編に突入するとのことで、切りよくなってDVD購入者としてはうれしいのですが、これは短いw!前代未聞だ! 長谷川さんの歌が流れるときは、このように大抵ほかのことに気がいっていて、ちゃんと聞けないw。
映像特典について 前巻もそうでしたが、まったくありません。まぁ長編のものは後になると、どんどん映像特典ネタが少なくなっていくものですが。 DVDのメニュー画面では、本編再生と目次の二つしかありません。ノンクレジットとか今回もないです。 リスタートしたのだから、せめて限定盤くらいには何かがほしいですね。星ひとつ減。
従来のカーレースにチューニングという概念を加え、アダルトな雰囲気を醸し出していた「よろしくメカドック」。そんな、世界観を象徴するかのような、大人っぽい音楽が多いです。
夜のドライブに最適!という曲たちが揃ってます。
今なお、根強い人気のOP「よろしくチューニング」を含めたボーカル4曲も充実しており、1260円以上の価値はあると思います。
よろしくメカドックの音源はLPが主体で、中々入手・視聴が困難だったので助かりました。
これを皮切りに、全ての音源のCD化を期待するしかありませんね!!
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