ズバリ言わせていただきますと、私は、今まで小栗さんのマンガって、 (帯に爆笑とか書いてあるのに)面白いと思った事は無いんですよ。 理由は単純でして、絵が綺麗で話の内容は勉強になるけれど、説教臭くて小難しい。 そんな印象があります。
今回のマンガの内容は、フランス人が、日常生活で使いそうなもの(石鹸)から、 滅多に使わなさそうなもの(パステル)や、高級そうなもの(エスカルゴとかオークション)。 レストランのレシピや、旦那さんのコラム。廻った個所の地図などなど。 新しいものから、廃れてしまいそうな古いものまでを、 全話オールカラーで、ページ数が少ない中(一話につき2〜4ページ)にギュっと詰め、 なおかつサラッと描いてありました。 「ふ〜ん。そんなのがあるんだぁ。」と、お手軽に知るには良かったですし、 何よりも、絵が綺麗でとっつきやすいです。
(余談) もし「モノを生み出す人(生産者)」と「加工する人(職人)」の2者がいるなら、 気になったことは、とことん追求する姿勢が見られるところで、 小栗さんって、職人的漫画家なんだなぁ〜と思いました。
笑えます。特に爆笑したのはTVで怪談を観た時のダーリンの反応。 巻末付録の「ダーリンが外国人な人に聞いた、爆笑アンケート」もまた笑えます。 お腹抱えて笑って下さい。
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かなり言語には興味があるのですが、会話調の文体がちょっと読みづらかったです。
とにかくありとあらゆる言語に興味があり、必要がなくても色々手を出して勉強を始めてしまうマルチリンガル(ハンガリー人とイタリア人の両親を持つ、日本語ペラペラのアメリカ人)の生活や勉強法が軽いタッチで描かれています。
最初の印象は、ブログが160ページ続く本、という感じ。2008年〜2011年の連載をまとめたものだそうで、確かにちょこっとずつ読むならいいと思います。(あと、「ダーリンは外国人」が好きな人が読んだら多分もっと面白いのでしょう) 座ってじっくり読むよりは、通勤中とか待ち合わせの待ち時間に読むのがよさそうなコラム集です。
赤ちゃんをめぐって、トニーとさおりそしてお母さんのそれぞれの対応が面白い。
トニーのコメントもなかなか各章に合っていて良かったです。
トニーのママの「一緒に住んでいると舌をかまなくてはいけない」という表現と
個人主義の外国でも本当は口や手を出したいのは日本と同じだと思いました。
でも日本もトニーママのようにしたほうがトラブルは減るかもしれませんね。
あと佐多里さんはやや過保護かな。
ダーリンの頭ン中、今回も読み応えあります。 前作にくらべて、世界の習慣についてのやり取りが増えており、 とっても興味深く読みました。 作者も本の中で描いてますが、「新しい発見の小さな入り口」が どんどん開いていく感じです。 読み終えた頃には確実に、頭が良くなっている! ちょっとした知恵を得たい方、男女問わずオススメできます。
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