恋愛ものでもコメディでもなく、単なるサクセスストーリでもない。この映画をジャンル分けするとしたら、「人生」だと思う。 主人公の周囲はめまぐるしく変化し、うごめいているが、主人公はその中を淡々と、明るく生きていく。 この淡々さや明るさに無理がなくていい。だからリアルなアメリカの現実が出てきても、見終わった後に、ほのぼのとした感じが残るのだと思う。こんな風に生きていけたらいいなぁ、といつも思う。
映画自体はアカデミー賞を総ナメし、評価も高い『フォレスト・ガンプ~一期一会』だが、映画本編以上にこのサントラは楽しむことができる。本編の映像もアメリカ文化をシンボライズしたシーンが数多く登場するが、アメリカ文化において“音楽”は重要な位置を占めるということがこのサントラを聴いて実感することができる。エルヴィス・プレスリー、バーズ、ジョーン・バエズその他、各年代を象徴するアーティスト達の楽曲がぎっしり詰まった極上の作品に仕上がっており、もはやサントラの域を超えた「アメリカンクラシックのコンピレーションアルバム」とも言える傑作である。
まず最初から引き込まれる。 羽がひらひら。この羽だけでも存在がある。 それからはフォレストの幼少時代へ。私はフォレストママが大好き。フォレストはIQが普通の人より低いけどそれを決して卑下しないであくまで普通の子と変わらず育てていく。 有名なシーンだけど、フォレストがギプスを砕いて走る姿はいつみても気持ちいい!! また亡くなった有名な人たちがたくさん出てくるのも面白い。プレスリーやレノン。あの合成はすごいよね! そして名言の中で一番好きなのはフォレストママのあの有名な台詞、 「人生はチョコレートの箱。空けてみるまでわからない」 この作品はたくさんの要素が詰まっていて、たんなる感動作品で収まらない本当に素晴らしい映画だと思うね。 ジェニーが泣くなって、お墓の前で「君が恋しいよ」って泣くシーンは心が痛い・・・でもジェニーは”鳥になれた” 一度は見て欲しい大好きな映画です。
出会った人々に一期一会の誠を貫き、与えられた運命のなかで力一杯生きることの清々しさ!
まさに、アカデミー主演男優賞も当然の、トム・ハンクスの快演である。
ヒッピーにドラッグ、マーティン・ルーサー・キング牧師、懐かしいアメリカンポップスの数々、そしてヴェトナム戦争、
・・・なるほど、あの頃のアメリカはこうだったのかと、同時代に青春を過ごしたアジアのおじさんは感慨ひとしお。
何度観ても飽きない、大好きな名作である。
監督は「Back to the future」のロバート・ゼメキス。この人、根底にヒューマニズムが流れている人ですね。
20時間以上聞き続けることでリスニング力を高めることができました。
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