前作から引き続いて参加しているのはブリトニー、デスチャ、アヴリル、アナ、シアラ、アリシア&アッシャー、Wナターシャ、ジェシカ、ケリクラ、とそこそこ多目です。今作に新たに参加した面子ではKIKIのソウルフルなボーカル、エイメリーのセクシーさ、ファンテイジアのパワフルさに個人的に衝撃を受けました。
前作以上に盛り上がれる曲が増えましたよ★残暑はこのアルバムで楽しみましょう!
「ビヨンセの実妹」という形容はもう不要だろう。ソランジュの2ndアルバムはソウルとポップスが見事に融合した会心作。
中でも「T.O.N.Y.」は最高! ソウルならではのメロウネスとグルーヴが心地良いお洒落なスウィング・ナンバー。AORやドリカムが好きな人にもたまらないナンバーだろう。思わずステップを踏みたくなるような爽快なアップテンポの「Sandcastle Dance」も上々。キュートなスキャットも交えての弾けるような感覚は,ソウルというよりは上質のポップ・ロックだ。
この2曲に続くのは,甘酸っぱい青春の思い出のごとく爽やかで何処か切ない「I Decided Pt.1」,気取ったホーンセクションが小粋でお洒落なラブ・コメディーのような「Dancing In The Dark」か。マーヴィン・ゲイへ畏敬を表したかのような「Ode To Marvin」や,深々と降る雪のように静かに流れる「I Told You So」もいい。
終盤のテクノ・サウンド路線はリスナーによって好き嫌いが分かれるかもしれないが,流行に流されない個性と斬新さがある。
天真爛漫というか,はじけるように爽快で,反面,何処となく陰もあって・・・・そんな微妙なバランス感覚がマッチした上質の「ソウル・ポップ」(CDの帯フレーズ)。
ケリーの声はいつ聞いても暖かく透明感のある声で、発売当初はこんなにいい声してたんだ~。と驚いた記憶があります。雑誌などではロックR&B等と紹介されていたのですが、実際はあまりロックを感じさせる部分はなく、とても良質なヨーロッパ系のポップスっていう感じですね。ただCan't NobodyやPast 12などはクラブ系でデスチャに近い音づくりだと思います。このアルバムをリリースしたことによってケリーのボーカルの表情が豊かになったんではないかな、と思いましたが、それはデスチャ新譜で確信に変わりました。
この「カルメン」、キャストはオールフランス人、オーケストラはパリ・オペラ・コミーク管弦楽団(カルメンを初演したところ)、合唱も同合唱団、指揮者はフランス音楽の名匠A.クリュイタンス。個々の役に限ればほかにも名演は多数あるが、全体としてオペラ「カルメン」としてはこれを超える演奏はないのではないだろうか。フランス人のソリストによるので、なんと言っても言葉がしっくりはまっている。特にこのコミーク初演版はレチタティーヴォではなく台詞によって物語が進行してゆくのだから、フランス語に美しさは特筆すべき美点である。音の躍動感もフランス人ゆえであろう。指揮者も歌手たちも、のって演奏していることがよくわかる。管弦楽に重厚さはないが、元来「カルメン」は重厚さを求めるようなオペラではないから(ドラマティックではあるが)、このオーケストラでまったく差支えがない。
唯一の難点は合唱にある。発声が不安定であり、音程も正確とは言い難い。しかし、全体として概観して、きわめて素晴らしい演奏であることは間違いない。
英国の名門女子校で教師を務めるイタリア人Henry Rossini(Fabio Testi)は生徒のEilizabeth(Christina Galbo)と情事関係にある。だがデートの最中にElizabethが殺人を目撃し、更には其の被害者も彼の生徒だったことからHenry自身に容疑が掛けられ…。犯人が女生徒たちの股間を刃物で突き刺すという一見悪趣味な設定が実は事件の真相解明の鍵となっている等々のアイデアで魅せる1972年製作のGiallo映画ですが、更なる残酷描写をStelvio Ciprianiの素晴らしいテーマ曲を背景に描いた姉妹編(1974年)に比べるとインパクトが弱い上に主人公の初期設定も拙いです。しかしスペイン出身のChristina Galboや合衆国出身のCamille Keatonといった国際派美少女たちの新鮮な演技合戦はそれらの欠点を十二分に打ち消してくれています。
|