冒頭の修行僧達が仏様に「教えて下さい」と問い掛け、観自在菩薩が「それでは自分が仏様に代わってお教えしようか」と語り出す、この導入の部分がとても、リアルでいいですねえ。
それと「空即是色、色即是空」の部分を、おもいっきり、分かりやすく書き下しています。確かに、「色即是空」の部分は難しいのですが、ここに人生の素晴らしさを仏教は宣言しているのでしょう。この部分では、自由訳の試みは成功しているように思います。
今、苦しんでいる人、恐怖につぶされそうな人、そんな人にこそ、般若心経は価値を増します。今、ハッピーな人にはピンとこないかもしれません。そういう意味でいうと、自分も般若心経は非常に個人的なもので、大宇宙まで引き伸ばさなくてもよいのではないかという気もします。
思わず童話のような装丁だなと思いますが、ずばっと般若心経のポイントをついている点では内容は専門書以上です。
昔、「声に出して読む般若心経」という本のレビューで、般若心経を分かりやすく書いた本を出版すればベストセラーになるだろうと書いたことがありますが、「生きて読む知恵」とこの本でその願望は達成されました。次は、新井満さんには、次には映像化を期待したいところです。
ちなみに、「声に出して読む般若心経」という本も読むことをお勧めします。さらに理解はふくらむと思います。
般若心経には興味があるのになかなか取っ掛かりになる本に巡り会えずにいた。
噂を聞き、有名な柳澤桂子氏による訳本も読んでみたが私の心には入ってこなかった。
でもこの新井満氏の自由訳は柔らかい文調で心にすーっと染み入ってきた。
般若心経がこんなにも仏の慈愛に満ちた素晴らしいお経だったのかと実感できたのは大きな収穫だった。
月光の中の、植物、動物、風景など、夜に輝く月の明るさ、温かさを感じさせてくれます。 眺めているだけでも、癒されますよ。
劇場用プーさんはやっぱり作画が素晴らしいです。 各キャラクター緻密に描かれていて、表情一つとっても愛らしい。 新キャラクターにズオウを採用したのは名案でしたね。ストーリーは軽めですが、他のプーさん作品同様見たあとに心がホッと暖かくなる作品でした。
この歌を聴いたのは 紅白をNHKホールに見に行ったときでした。秋川雅史を知らない私はなぜ紅白に出るのかわかりませんでした。 会場一杯の人が (たぶん初めて聴く人が多かったのではないかと思いますが)シーンと静まり返り感動しきっているようでした。 車のラジオでも耳にしたことがなく、なぜこの歌を知らなかったのかと思いました。 こういう心を打つ歌をもっとテレビやラジオで流したら ほんの少数の人の心にでも響けば 少しだけ 世の中に潤いがもどってくるかも・・・。と思いました。 こういう歌は 嫌いな人は とても反感を持つかもしれません。 が、久しぶりに《感動をする》と言う経験ができ すぐにCDを買い求めました。皆さんと同じ気持ちを味わうことができました。
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