拳銃を満員バスの中で掏られた復員刑事の話。
若い刑事がベテラン刑事と共に犯人を追い詰めて行きます。ストーリーはありがち……。しかしその映像は、フランシス・フォード・コッポラ監督『地獄の黙示録』の冒頭部分に出て来るオーバーラップの三面合成。その本家がこれ。そして『汗』、『埃』、『雨』、等々。それらどれもが、ハリウッドに影響を与えています。多くハリウッドの刑事もの映画は、この映画をお手本にして作品を作っています。コンビ物の映画はまず間違いないと思ってください。派手なアクションもないのに、グイグイ引き込まれるその演出と脚本の力。改めて感服です。見所満載。「黒澤明はチャンバラだけ」とか「晩年の黒澤明はちょっと……」と言う方。この映画で黒澤明を見直して見て下さい。きっと惚れ直す事、間違いありません。是非、ごらんあれ!! モーツアルトの流れる中の格闘シーンは、必見です。
作品自体は勿論5つ星。今回のBDは相変わらずクッキリ感のない絵。DVDからの進歩無し。ただ音のサラウンド音声時に多少聞きやすくなっているように感じた。クライテリオン版が出たら買うと思う
池田大作さんとは、どのような人なのか、実際に会った人しかわからない、
そのときの部屋の空気、温度感などが、よく伝わってきます。
特に、池田さん、香峯子夫人と、著者との、3人でこたつを囲んで談笑して
いるような雰囲気だったインタビューの話では、
インタビューの内容もさることながら、エレベーターで初めて池田さんに会った
時の感動、そして、インタビュー終了後の池田さんの立ち居振る舞いによって、
著者の心、そしてその時のスタッフの心が惹きつけられていく様子が、詳しく描
写されています。
また、池田さん自身の著書に「私の世界交友録」がありますが、その中には、
ゴルバチョフ元大統領や、周恩来総理など、世界的に著名な方との交友について、
語られていますが、
『自分一人が勝手に友達だと思うことは誰でもできるが、果たして相手はどう思って
いたのだろう?』
という素朴な疑問に対して、「著者木村恵子さんは、真のジャーナリストである」
と言える納得のいく形で、この疑問に答えてくれています。
池田さんをもっと知りたい、そして会って見たくなりました。
心暖まる、感動を誘う秀逸の一冊。
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